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ダイソン初の加湿器「AM10」、高い除菌率と均一な加湿効果を両立

2014年10月21日 16時09分 JST

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ダイソンが99.9%の除菌性能を謳う超音波式加湿器 AM10を発表しました。

加湿の際に放出する水の粒子に含まれるバクテリアの除菌と、室内への均一な加湿効果を両立させたダイソン初の加湿器。ダイソンではこのテクノロジーを「Dyson Hygienic Mist」と呼んでいます。特徴的な形状からも推察できる通り、送風機AMシリーズの流れを汲む製品です。

AM10を一言で言えば、AMシリーズの送風性能に、除菌した水分の供給をプラスした製品といえます。除菌と送風はそれぞれ個別の機構を用いており、送風は従来のAMシリーズと同様です。送風口への水分供給方法は振動板による超音波式ですが、AM10の重要なポイントは、99.9%の除菌を達成するという除菌機構にあります。

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除菌はタンクから水分を振動板に送る際に紫外線(UV-C)を照射することで行います。ダイソンでは加湿を行う前に3分間かけてこの紫外線照射を行うことで、99.9%の除菌を達成すると説明しています。

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紫外線により除菌を行う仕組みはUltraviolet Cleanseテクノロジーと呼ばれます。電源を入れると除菌を開始し、加湿を始めるまでに3分間かかります。

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紫外線(UV-C)による除菌のイメージ。下の青白い光が紫外線照射装置です。なお除菌から加湿までのプロセスイメージを描いた動画も用意しています。

従来の加湿器には超音波式、気化式、スチーム式、ハイブリッド式という4種類の加湿方式が存在しており、大きく2つの課題を抱えていました。

1つ目は、加湿する水分の衛生面の問題。タンクに入れた水や、フィルターやスポンジの衛生状況が適切でない場合に、不衛生な水がそのまま加湿器の水分として部屋に放出されてしまうといったことが起こります。

2つ目は、部屋が均一に加湿されない加湿効果の問題。特に水分を含んだ風が上方に吹き出すタイプは、空気の向きや風量を十分にコントロールできずに均一な加湿効果が得られないことがありました。

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AM10では超音波式の水分供給方式を採用していますが、送風の前に殺菌を行い、水分を吹き出す際には送風機にも搭載している機構を用いることで、衛生的な風を送り出します。この点はスチーム式と超音波式のハイブリッドに近いイメージですが、均一な加湿効果を得るため、送風機構にダイソンの扇風機の技術を用いている点で独自性があります。

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中央のインペラーが高速回転して吸気と除菌済みの水分を巻き上げる

ダイソンでは除菌と加湿効果の検証のために、他社製品との比較を含めた多くの試験を行っているといいます。またAM10を開発する過程で、最終的におよそ32種類の試験方法が生み出されたとのことです。製品開発に携わった新技術開発デザインマネージャーのTom Bennett氏は発表会に登壇した際「開発に3年かかり、その間に643の試作機を作成した」と開発の苦労を語っていました。

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Tom Bennett氏

なお、同社の説明員によれば、AM10の内部で除菌を行っているとはいえ、性能を維持するためには定期的なメンテナンスは必要とのことです。

具体的には、一週間に一度はタンクの水を入れ替え、一月に一度、クエン酸溶液による洗浄を行うこと。また、水分を供給するパーツも、一月に一度は取り外して拭いた後、クエン酸溶液による清掃を行う必要があります。

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AM10の発売は11月6日。価格は税込6万3504円。カラーはホワイト/シルバーとアイアン/サテンブルーの2色を用意します。

AM10で採用している超音波式の加湿方式は、一時期流行した際に衛生面での危険性が指摘され、問題視された経緯がありますが、AM10では除菌の機構を搭載することで衛生面のリスクを低減し、さらに自社の有する送風システムを組み合わせて、加湿器としての性能の向上を図っています。

このように過去の技術の欠点を補完するとともに、新たな技術を統合し、製品に上手くまとめるやり方は、ダイソンの製品開発の堅実さを物語っているといえるでしょう。

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AM10のカットモデル

(2014年10月21日Engadget日本版「ダイソン初の加湿器AM10発表。除菌率99.9%、羽根なし扇風機の技術で加湿性能を向上」より転載)

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