深刻な森林火災を防いで豊かな自然を守る監視システムのココがすごい

2014年12月03日 00時08分 JST | 更新 2015年03月24日 01時18分 JST

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■ 日本だけでなく中国でも森林火災が深刻な問題に

日本は四方を海に囲まれていますが、じつは豊かな森林に恵まれた「山の国」でもあります。国土に占める森林の割合(森林率)は約67%。これは森と湖の国として知られるフィンランド、スウェーデンと同じくらいです。

世界でも有数の森林国である日本。その日本で近年、問題となっているのが森林火災です。最近5年間のデータでは、1年間に平均1,800件も発生し、東京ドーム200個以上の約1,000ヘクタールもの森林が毎年消失しているのです。2013年には、過去5年間の平均を上回る2,020件もの森林火災が発生、その約70%が「たき火」や「たばこ」など人的要因によるものでした。

こうした森林火災の問題は日本だけにとどまらず、お隣の中国でも深刻な問題です。発生件数は毎年約9,000件にも達し、じつに東京ドーム1万個分にも匹敵する4.6万ヘクタールもの森林が消失しているのです。

■ 森林火災を早期発見し、異常事態を監視

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富士通が開発したのは、監視カメラがとらえた映像を画像処理し、森林火災を高速かつ高精度に検出する技術です。当技術により、森林火災の早期発見と異常事態の監視が期待できます。

具体的には、監視カメラで半径5km先までの映像をリアルタイムで撮影し、離れた場所にある監視センターに無線で送信。専用のシステムで映像を分析し、映像の中から霧や光化学スモッグなど、煙や炎の解析の妨げとなる情報を除去します。次に、クリアになった煙と炎の映像をもとに、その動き方や色、形状などをさらに詳細に解析し、森林火災かどうかを判定します。

現在、中国・湖北省での実証実験を終え、現地林業局において運用を開始しており、他地域での拡販を進めています。富士通では今後も、社会課題を解決する「ソーシャルソリューション」に注力していきます。

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