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いまだからエレクトロニクス、変わるエレクトロニクス!

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フワフワしていながらワクワクする、いい中毒性があるテクノロジーをひも解き、その根幹にあるエレクトロニクスについて語ろうというイベント、「いまだからエレクトロニクス、変わるエレクトロニクス!「テクノロジー・ネットワーク」キックオフセッション」を開催します。その登壇者たちへのアプローチとそれぞれの横顔をご紹介します。

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・テクノロジーは生活のなかに


0だの1だのビットだの訳のわからないもので構成され、すべて説明がつき進化しつづけ、それを理解できずとも世界中で使えるテクノロジーを生み出し普及させる人々の功績が社会をよくしているというのは、見えづらい事実です。

マーケティングコミュニケーションを担うものとして筆者は、不可避とされるテクノロジー変革に向けて、そこへ向かう個々人の行動変容の役に立つコミュニケーションの橋渡しをしよう、と考えました。

その支えとなった出会い、見方が3つありました。まず7月にデジタルハリウッドで開いた出版記念講演を開いたケヴィン・ケリー氏が、著書『インターネットの次に来るもの』に記した「生活のなかのあらゆる目立った変化の中心にはテクノロジーがある」「テクノロジーの持続は不可避」という見解。

そしてRecruit Institute of Technology 推進室 室長 石山 洸氏が、次世代マーケティングプラットフォーム研究会第5回総会、AI(人工知能)/ ディープラーニング講演で述べた"今後ひとりひとりがそれぞれのAIを作れるようになると、ダイバーシティ(多様性)が機能してマーケット、社会が安定する"ということ。

さらにデジタル変革の必須性を説くフィリップ・コトラー氏が、World Marketing Summit Japan 2016講演時に説いたデジタルテクノロジーによる情報発信、流通、消費などを包括する企業全体の革新性と、「世界平和、平和な世界もマーケティングの力で実現できる」という見方、ならびに自らの孫娘、オリビア・フランシス氏を檀上に招いてほのぼのと伝えた「ミュージシャンである彼女の歌声もネット上で世界中から聞けるんです」という事実です。

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・いまだからエレクトロニクス!変わるエレクトロニクス!


しかしいまだ世間のテクノロジーの捉え方はネガティブ...。そう再認識したのは、筆者自身がPR担当するIT企業情報が、テレビに代表される信頼度の高いニュースメディアに嫌われるという現場体験からでした。

その頃この4月、『日経エレクトロニクス』の編集長を務めた蓬田宏樹氏が、米半導体ベンチャーに転職し、そのバトンを大石基之 氏に渡しました。

これを機に日本広報学会理事の加藤恭子氏主催で開かれた蓬田氏、大石氏お二人を囲むカジュアルなネットワーキングのパーティーでは、かれこれ4~5年縁遠くなっていたエレクトロニクス業界の方々一同にお会いしました。

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その時、2005年にわたし自身がIT企業からPR会社に転職して、半導体メーカーを初めて担当して脳天にショックが走ったのを思い出しました。記者発表会の内容が、完全に正しい日本語なのに、まったく理解できなかった記憶が蘇りました。

寝ずにテープ起こししたりシリコンバレーのインテル・ミュージアムに行ったりしながら勉強して、それからしばらくいろいろなエレクトロニクスの仕事をしましたが、半導体メーカーが減るとともに、PRエージェンシーのクライアントとして会う機会がなくなりました。

懐かしい顔とプライベートに再会し盛り上がる春の夜、「エレクトロニクスの再生だ!」という笑い声が乾杯音とともに和やかに響き、そうだ再燃だ、と思いました。

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そんな経緯で4か月ほど前、まずはFacebookで「テクノロジー・ネットワーク」というサイトを立ち上げました。

自分ひとりでのコミュニティ運営は、6月25日にローンチし、知り合いのテクノロジーやネットワーク界隈の人々70名を勝手にメンバーに誘い暴走し、翌6月26日にはひとりひとりにお詫びするという失敗の洗礼を受けて、6月27日にはコミュニティマネージャーズ・コミュニティ運営チーム(堺寛 氏・市川裕康 氏)が主催するコミュニティ運営者事例共有交流会に参加して、 "コミュニティづくりは人がつながる場、それを育てるのは時間をかけて活動を紡いでいく営みだ" ということが3日で分かりました。

向こうみずなセルフ・マーケティングのはじまりでした。

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というわけで、それから「テクノロジー・ネットワーク」でリアルイベントをしようと決め、株式会社テックポイントジャパン社長 兼 コーポレートマーケティング ヴァイスプレジデントに就任した蓬田氏を訪れ、"「エレクトロニクス」をテーマに勉強と懇親を兼ねた会を企画したいので登壇してくれませんか"、とお願いしました。

なぜなら、コンピューターもIoTもすべては電気工学、エレクトロニクス、半導体なくしては成り立たないからです!そしてエレクトロニクスの世界は、いくばくかの半導体案件を担当してもちっともわからないほど魑魅魍魎としているからです!蓬田氏に"今、アナログ半導体が熱い"、という話をぜひしてください、とお願いしました。

その後7月、「人工知能は私たちを滅ぼすか」の著者、児玉 哲彦氏がモデレーターを務める「グローバルビジネスハブ東京」オープニングイベント「AI×2030 AI が深化させる都市の知能 ~City Intelligence Awakens~」のパネルディスカッションを訪れた際、日本IBM 株式会社 執行役員 研究開発担当 久世和資氏が、「半導体の部材となるケミカル、マテリアルは確かに日本メーカーがほぼ寡占。

日本企業の力が必要」と発言したのを捉え、"次世代コンピューターの中核となる新発想の半導体"について伺おうと、日本アイ・ビー・エム 東京基礎研究所 サイエンス&テクノロジー研究部長 山道 新太郎氏に相談し、サンエンス&テクノロジー部門 ニューロモーフック・デバイス マネージャー細川 浩二氏に辿りつき講演をお願いしました。

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そんな矢先、"半導体のケミカル、マテリアル分野でも日本企業が中国、韓国に追い越されるのは時間の問題" "世界需要を取り込むためのゲーム転換が必要"と知り、グローバル、特に新興国の競争環境に明るい元ハードディスクの生産技術研究者で現在Deloitte Touche Tohmatsu India LLP Strategy & Operation Directorの安井啓人 氏に、エレクトロニクスに関連するグローバル競争の最前線であるインドにおける、ルール形成を含めた各国企業の競争環境についての登壇をお願いしました。

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そして、メディアバンク株式会社代表取締役社長 ITライフハック代表 関口哲司氏に、データ処理やコンピューティングシステムについて噛み砕いて教えていただき、本サイト構築の力添えいただいき、蓬田氏、山道氏、安井氏が登壇するパネルディスカッションのモデレーターをお願いしました。

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こうして役者が揃い、リアルイベントの日にちを、安井氏が光を祝うお祭りディーパバリの休日でインドから日本に戻られる、かつ蓬田氏、細川氏と都合のあう、奇しくもハロウィンの夜10月31日(月)とすることにしました。

会場は、個人運営の非営利イベントなので迷ったのですが意を決して会社に相談し、なんと経営陣や同僚から応援激励の声と、総務から他のテナントに迷惑がかからないよう通路等で騒がないようにとの注意(来場者各位、業務連絡です)と、経営企画室から会議室使用許諾をもらって、中央区銀座7-2-2 同和ビル 共同ピーアール会議室(3F)となりました。

会の趣旨は、参加者が交流して有機的なつながりができ、テクノロジーの発展に役立つ、というもので懇親会が必須ですがその調達を支えてくれるプライベートな仲間が「テクノロジー・ネットワーク運営事務局」を作ってくれました。

"いまだからエレクトロニクス、変わるエレクトロニクス!「テクノロジー・ネットワーク」キックオフセッション" というイベントサイトを立ち上げてくれました。

というわけで、プレッシャーが大きくなり、ご登壇者、運営局ボランティアメンバー、それに会社というステークホルダーに足を向けて寝られない状態になりました(笑)。

かくして、複雑怪奇にみえるかもしれないテクノロジーをひも解き、その根幹にあるエレクトロニクスについて語り、一緒に何ができるか考えよう、ネットワーキングしよう、という「いまだからエレクトロニクス、変わるエレクトロニクス!「テクノロジー・ネットワーク」キックオフセッション」を2016年10月31日(月)19:00 ~銀座にて開催します。

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今だからこそ取っつきづらいと見えがちなエレクトロニクスを美味しくかじりましょう、という主旨で、銀座のハロウィンの熱気に負けない盛況な会となるよう祈りたいと思います。背景は別記しました。ぜひ一緒に勉強して語りましょう!お待ちしております!

(2016年10月8日「コウタキ考」より転載)