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「軌道エレベーター」「スペースコロニー」宇宙開発の驚くべき未来

2014年05月21日 23時17分 JST | 更新 2014年07月19日 18時12分 JST

たまにはちょっと趣きを変えて、とんでもない未来も見てみない?

未来といえばそう、人類最後の開拓地、宇宙です。

実際に計画されているものから構想上のものまで、日常とはまるでスケールが違う、宇宙開発の未来をご紹介いたします。

1. 軌道エレベーター

宇宙まで続く巨大なエレベーターを作る計画。

なぜわざわざ宇宙へのエレベーターを作るのか? それは"早くて安い"宇宙へのアクセスを確保するためです。

仕組みとしては、基本的にはビルの中にあるエレベーターと同じ。それが超巨大になり、宇宙まで伸びるのが軌道エレベーターです。

現行のロケットだと1ポンド(約0.45kg)あたり4〜5万ドルの"送料"がかかりますが、軌道エレベーターであれば500分の1、わずか100ドルで送れてしまいます。

また、国際宇宙ステーションが浮かぶ高度まで1時間もあれば到達可能で、ロケットの発射準備をしている間に何回も宇宙へ行けます。

軌道エレベーターが実現することで、宇宙開発は飛躍的に進歩すること間違いなし、というワケ。

構想当初は必要な強度を満たす素材が存在しないために実現不可能と思われていましたが、近年では理論上は強度を満たしている素材"カーボンナノチューブ"が発見され、2031年の開通を目指して実際に研究が進んでいます。

Wikipedia:軌道エレベーター

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image by Wikipedia

2. スペースコロニー

宇宙空間上に、人が住める巨大な"居住地(コロニー)"を浮かべようという計画。

地球と同じような環境で人が暮らせるように、ちゃんと重力も再現されます。

その仕組みは、円柱形をした居住区を回転させることで遠心力を発生させ、その円柱の内側にいる人が地面に足を付けていられる、というもの。

回転して遠心力が発生できれば良いので、円柱形のほか、巨大なリング状のデザインもあります。

スペースコロニーは地球と月、互いの引力が均衡になるラグランジュポイントと言われる位置に浮かべられます。

スペースコロニー等による宇宙移民というアイデアを広めるためにL5協会(現National Space Institute)という組織まで作られました。

人口爆発に対する解決策として構想されましたが、現在の技術では建造に時間が掛かりすぎるため、人口増加数をカバーできないのではと言われています。

ちなみにスペースコロニーの建設資材を宇宙に運ぶために、先の軌道エレベーターを用いるという案は出ています。

Wikipedia:スペースコロニー

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image by Wikipedia

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image by Wikipedia

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image by Wikipedia

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image by Wikipedia

3. テラフォーミング

地球以外の惑星を"地球化"させてしまおう、という計画。

火星などは地球と環境が似ており、テラフォーミングには最適と見られています。

とはいえ火星を"地球と似たような惑星"に変えるためには、地球と同じ程度の気温にするための大気のコントロール方法や、水の生成方法など、課題は文字通り山積みであり構想の域を出ていません。

Wikipedia:テラフォーミング

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image by Wikipedia (edit by 未来スコップ)

4. ダイソン球

こちらは実際の研究も着手されていない、まさに構想だけの、というか仮説だけのモノ。

太陽を卵の殻のように覆ってしまうという、とんでもない人口構造物。

太陽などの恒星は、日々膨大なエネルギーを発していて、人類はそのうちほんのわずかなエネルギーだけを利用しています。

それを余すことなく利用可能にしようという構想です。

Wikipediaにある情報から計算すれば、太陽の発するエネルギーのうち地球が受け取れるのは約22億分の1のエネルギー(※)です。

ダイソン球が完成すれば、人は理論上、22億倍のエネルギーを手にするわけです。

ここまで来ると、もはや自分でも人類に恐怖を感じるものがあります。

太陽定数より:3.86×1026W ÷ 1.740×1017W = 2218390804.6

Wikipedia:ダイソン球

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image by Wikipedia

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image by Wikipedia

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image by Wikipedia

以上。

このなかで唯一実現の目処が立っている軌道エレベーターですが、とんでもない計画に見えて完成予定は2031年です。

人がエレベーターで宇宙に行ける時代、見届けたいものです。

(2014年5月20日 未来スコップ「スケールが違いすぎる、宇宙開発の驚くべき未来。人類はどこまで行く?」より転載)

Artists' Conceptions Of Extrasolar Planets

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