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デバイスにすぐにでも応用可能なドープ高分子半導体

2016年12月20日 00時02分 JST | 更新 2016年12月20日 00時03分 JST
ipopba via Getty Images
Abstract, Electronic circuit network grunge background

有機高分子でできた電子デバイスや光電子デバイスは、溶液処理を使って作製できる。溶液処理は安価であり、高度な設計制御が得られ、特にフレキシブル材料を作るのに適している。

しかし、金属接続との良好な「オーミック(オーム性)」電気接触を形成することは極めて困難である。オーミック電気接触の形成には、電荷ドーピング量の多い高分子が必要であるが、ドーピング電荷を保持し十分安定な高濃度ドープ高分子膜を溶液から得るのは難しい。

今回P Hoたちは、共有結合した対イオンが関与してドーパントの移動を妨げる自己補償機構を加えることによって、安定でドーピング量の多い高分子を作る一般的な方法を示している。彼らは、これを一連の高分子に適用し、高性能の発光ダイオードや両極性電界効果トランジスターなどのデバイスを実証した。

Nature539, 7630

2016年11月24日

原著論文:

Doped polymer semiconductors with ultrahigh and ultralow work functions for ohmic contacts

doi:10.1038/nature20133

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