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大規模ICOの実施で注目を集めるALISが直視する『メディアの構造的課題』について

ALISの "非広告依存型ソーシャルメディア" の描く不思議な未来

2017年08月29日 10時05分 JST | 更新 2017年08月29日 10時05分 JST

こんにちは。ナカムラです。

昨年末の医療系メディア問題に限らず、世界中でフェイクニュースだなんだと騒がれて久しい今日この頃。 もはや『メディアの課題』なんて挙げられすぎて飽きてきてしまった感すらありますが、それでも大手が(そういうやり方に)手を出しにくくなった...という程度。

問題の根本的な解決とはなかなかいってないんですよね。

なぜそうなってしまうのか?

そもそもどうしようもないものなのか?

今回は、改めてメディアの構造的課題について書くとともに、この課題に対し真正面からぶつかろうとしている非広告依存型ソーシャルメディア『ALIS』のプロジェクトについて紹介してみようと思います。

PV ≒ 広告単価という "分かりやすすぎる" ルール

ただ単純にPVが多ければ広告費が多く入る。

というものではもちろん無いんですが、基本的な構造は結局 "そういうこと" になるかなと。

より多くの人が訪れる場所を作り、その場所を広告枠として販売。で、売れたお金でコンテンツを買う予算を作り、その予算からライターさんやクリエイターさんの報酬が支払われる。

枠販売かネイティブアドかPPC広告か...みたいな区分けはこの際あまり関係なく。前提となる『多くの人が訪れる』という部分のほとんどがPVの過多によって計算・コミュニケーションされている(もちろん例外もあるけど)。 ...というのが、メディアの構造的な課題なんですよね。

どれだけ規制が進もうとも、やっぱり人間が(多くは商売のために)運営するものなので、多かれ少なかれ出てきちゃうんですよ。『少しでもPV多く稼ぎたい』という思考を暴走させてしまうケースって。

大勢にクリックされるようにタイトルは煽り系で!とにかく考える必要がないほどわかりやすく言い切っちゃおう!多少間違っていても構わない!...検索に強ければ! とまぁ、そんな具合に。

僕自身もメディアの運営やってる身。多少気持ちは理解できます。できてしまいます。

たぶん最初から悪意を持って取り組んだ人はそう多くなかったんだろーなーと。でも、ちょっとずるく立ち回ってしまえばPVって割となんとかなってしまう。そしてそれがお金になってしまう。

こうなると、この構造は『人間の良心に期待する』にはあまりに構造が一方的でシンプルに過ぎるのかも知れないな...と。

ALISの "非広告依存型ソーシャルメディア" の描く不思議な未来

ではどうにもならないのか?

というと、そんな構造的課題に正面から挑もうというプロジェクトが、今日本を舞台にスタートしようとしています。

先日公開された「ALIS、非広告依存型ブロックチェーン技術を用いたソーシャルメディアで国内初となるICO実施を決定。9月1日より公募開始」というリリース。...皆さんご存知ですかね?

現在のところ主に『国内向け大規模ICOを仕掛ける日本のスタートアップ』として注目を集めているALISというプロジェクトなんですが。

彼らの目指す本題 "非広告依存型ソーシャルメディア" ってのが、もしかすると上述のようなPV偏重によって起こる課題のいくつかに対するソリューションになる。...かも知れないと考えています。

ソーシャルメディア『ALIS』のサービスイメージ

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  1. 投稿者が記事を作成しALISに投稿
  2. 他のユーザーから記事に対し評価がされる
  3. 評価された記事作成者(投稿者)に対しALISトークンというサービス内ポイント的なやつが配布される
  4. イケてる記事(要はいいね!が大量に集まった記事)に対し"いち早く評価した人"にもトークンが配布される

このALISトークンが仮想通貨と換金可能になるよう作られていて、ICO時点では換金できないもののリリースして取引所に上場すれば換金できるような構造になっています。

要するに投稿者も評価者もトークンという報酬がもらえるモデルになるわけですが、それを可能にするのが以下の事業設計なんだとか。

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  1. ALIS のメディアプラットフォーム利用者が増え、トークン流通量と利用者(欲しがる人)が増える
  2. 市場原則に従ってALISトークンそのものの(交換可能な仮想通貨に対する)価値が上がっていく
  3. その値上がりしたトークンをマーケットに放出(販売)していくことで事業者側は利益を生み出していく

上記の仕組みでもって『ユーザーに評価されるコンテンツを正当に評価』しつつ、メディアの運営を広告への依存から脱却させようとしている...と。

USで既に時価総額300億円を超えた『STEEM』や、これをforkしたロシアの『GOLOS』などに近い事業モデルですが、ALISはこれらをよりシンプルに分かりやすく。そして日本国内向けプラットフォームとして構築していくんだそう。

国内向けサービスの大規模ICOも楽しみ...ではあるけれど

もちろん、トークンを上場し資本を得るという今話題の手法『ICO』にも興味はあります。応援もしています。

が、僕自身がやはりメディアビジネスの端っこで活動する1人なので、ICOそのものよりも『彼らの描こうとしている未来のメディア像』にこそ期待しているってのがホンネなんですよね。

もちろん、この先端を駆け抜けるような理念と技術、そしてこのサービスが『いきなり全部の常識をひっくり返す』なんてことにはなかなかならないでしょう。

でも、もしこの仕組が当たり前のものになっていけば...? そう感じさせてくれる "可能性" がこのプロジェクトにはあると思うのです。

色々とハードルは多いはずですが、まずは9月1日からスタートするトークンセールを無事成功させ、ぜひにとも上手いことやってくれたら...いいなぁ。と。

僕もプロジェクトの末席にて全力で応援させていただこうと思います。 それでは。


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