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職場のデスクでランチは高ストレス? 創造力も低下の可能性との研究結果

2013年08月08日 19時25分 JST | 更新 2013年08月16日 17時31分 JST
Getty

毎日のランチは、パソコンの画面を見ながら寂しくサラダ・・・というあなた、孤独感を感じることはない。9時から17時までというお決まりの仕事がなくなり、多くの社会人の仕事のスケジュールから「ランチブレイク」というものが消えた。ライト・マネジメントという人事コンサルティング会社が2011年に行った調査によると、アメリカ人の3人に1人しかランチブレイクを取っていません。残りの65%はデスクでランチを食べる、もしくはまったく食べないとのこと。

しかし、最近『PLOS ONE』というジャーナル誌に掲載されたドイツの研究によると、ランチの習慣によって、ワークライフも大きく変わり得るようだ。ベルリンのフンボルト大学の研究者たちが、ランチタイムの食事環境は考え方や感情にどういった影響を与えるのかということを観察し、食事環境が及ぼす心理的な影響について研究を行った。

実験に参加した32名の女性のうち、半数は一人オフィスで食事を食べ、残り半数は同僚と外でゆっくり食事を取るという生活を送った。それぞれ全く異なる環境で食事を取ることにしたのだ。何の刺激もないオフィスで食べるランチはあっという間に食べ終わってしまった反面、レストランで食べるランチは選ぶまでの時間があり、さらに他の人の前で食べるという状況。レストランでの食事はまた研究所に戻るためにちょっとした散歩も含まれる。

食事の後、研究者たちは意味記憶や認知制御、エラー処理、感情表現などについて観察を行い、実験対象者たちは気分をランク付けするアンケートに答えた。その結果、レストランでの食事を楽しんだ人たちはリラックス度が上がり、逆に認知制御が下がり、さらに顔の表情が豊かになり、ひいては創造性や他人との繋がりなどが増した。

研究者たちは次のように述べている。

「認知制御が下がるということ、それは数値処理など、自分のパフォーマンスをじっくり観察する必要があったり、エラーをよく注意して見ている必要があるときには不利になりますが、社会的な調和や創造力が必要な場面においては認知制御が下がった方が良いということもあります」

しかし自分のデスクから離れてランチを食べるということは気分転換に良いというだけではない。長時間外にランチを食べに行くということは、一見生産性が下がるようにも見えるが、ファスト・カンパニーのレポートによれば、逆に生産性が上がるとしている。

『Eat, Move, Sleep』の著者、トム・ラスはファスト・カンパニーに次のように語った。

「ランチブレイクを犠牲にする必要はないのです。残りの1日を生かすも殺すもランチのときに何をするかによって変わります」

リラクゼーションのための時間は生産性の向上とつながりがあり、職場でのストレス軽減や「燃え尽き症候群」を防ぐことができる。また、同僚たちと仲良くランチに行くことでチームの絆が強まり、生産性や仕事の満足度や貢献度を高めることにもつながるのだ。

[(English)  Translated by Gengo]

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