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「セックスしない症候群」の日本人を海外はどう見ているか

2013年11月07日 23時17分 JST
BBCワールドニュース

日本に住む若い男女のセックスをめぐる状況について扱ったBBC制作のドキュメンタリー番組『No Sex Please, We're Japanese』(セックスはナシ、我々は日本人です)の国際版『高齢化する日本/ The Great Japanese Retirement』がBBCワールドニュースで11月9日に放送される。

ザ・オブザーバー」が「セックスしない症候群」と名づけた、男女関係に興味を失いつつある日本の40歳以下の人々については、海外からさまざまな見解が示されており、ハフィントンポストUK版でもレポート記事が掲載された(日本版翻訳記事はこちら)。

日本人の中でもセックスレスを自覚していることが明らかになっている。コンドームメーカー大手の相模ゴム工業(神奈川県厚木市)が行ったセックスの回数や意識に関する全国の男女を対象にした調査によると、セックスレスと感じている既婚者はほぼ半数に 40~50代の男性では6割超に達している。

bbc

ドキュメンタリー番組を制作したアニタ・ラニ氏(写真中央)は、BBCのレポートで次のように伝えている。

日本家族計画協会の北村邦夫氏は、日本の若い男性の多くを、受け身で性欲に欠ける「草食動物」であると形容します。

彼らには、日本を経済大国に押し上げた戦後の男らしい男たちのような野望がなく、企業に就職してサラリーマンになることに興味がないように見えます。

そしてモグラのような存在になって、傍から見て心配になるほど、異性と関係を持とうとしません。

(BBCワールドニュース UKトピックス アニタ・ラニ「セックスよりバーチャルなガールフレンドを好む日本人男性」)

ラニ氏はニンテンドーDSのソフト「ラブプラス」のバーチャルガールフレンドと付き合っているという、2人のオタク男性に取材した。38歳の「ユゲ」はゲーム上では15歳、39際の「ヌリカン」は17歳に設定し、高校時代に出来なかった恋愛をゲームで再現している。「ユゲ」本物の女性と出会うことを望んでおり、「ヌリカン」は結婚しているが、「現実のガールフレンドと付き合うよりゲームのほうが楽だ」と話す彼らに対し、ラニ氏は次のような見方を示している。

オタクとは、永遠の子どものような精神状態で、そのように生活することに満足している人たちなのだと思わずにはいられません。

彼らがなぜファンタジーの国に閉じこもってしまうのか、はっきりとした理由はわかりません。

東京を拠点に活動している社会評論家のローランド・ケルツ氏は、日本の若い男性の多くは、将来を悲観しているのだと言います。親の世代と同じレベルの豊かさを得ることはできないと考え、人間づきあいに深入りしたがらないのです。

(BBCワールドニュース UKトピックス アニタ・ラニ「セックスよりバーチャルなガールフレンドを好む日本人男性」)

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ラニ氏は、少子化に悩み、高齢化が進む日本が経済的にも社会的にも深刻な影響を及ぼすことをレポートしている。番組はBBCワールドニュースで11月9日(土)午後6時10分、10日午前5時10分ほかより放送される。

※セックスレスが進む日本に対する海外の見方に関して、あなたはどう思いますか。コメントをお寄せください。

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