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アリアナ・ハフィントン編集長が語る過労を防いで本当に大切なことに集中する方法

2013年11月19日 17時26分 JST | 更新 2013年11月19日 22時16分 JST
The Huffington Post

私たちは、がんや心臓疾患など現代生活における最悪の病気のことを考えるとき、偏った食生活や遺伝的な要素のような原因にばかり心を向けがちである。疲労にはなかなか考えが及ばない。しかし、過大な仕事量や忙しい家庭生活のせいで蓄積されたストレスは、多くの慢性病の原因になっているかもしれない。

これは、木曜日にザ・ハフィントン・ポストのアリアナ・ハフィントン プレジデント兼編集長が、マンハッタンのプラザホテルで開かれた「マウントサイナイ女性健康デーの勉強会・昼食会」において基調演説として述べたことである。

アリアナ編集長は、会場を満たした、女性の健康に取り組む医療の専門家に対して、驚くような統計に言及した。医療コストの75%以上は予防可能な慢性病に関するものであるということである。

アリアナ編集長は、このニュースは女性をさらに困惑させるものであると言う。米国糖尿病学会によれば、ストレスの多い仕事に就いている人たちにおける2型糖尿病のリスクは、そうでない人たちと比べて60%も高い、というのである。この結果は女性だけにしか当てはまらなかった。男性については、同じ研究者たちは仕事のストレスと糖尿病の間に同様の関連を見いだせなかった。

だからといって、激烈な仕事環境のストレスがもっぱら女性にしか関係ないということを意味しない。男性もまた、「タフ」な従業員ほど良い従業員であるという会社の考え方の犠牲になっている、とアリアナ編集長は言う。

「非常に多くの成功している人たちが、成功を目指す過程で健康を犠牲にしている。深刻な診断結果を突きつけられて初めて、優先順位を見直す人たちが多い。しかし生活を見直すために、そのように乱暴に目覚めさせられる必要はない」と彼女は言う。

Google中国のカイ・フー・リー(Kai-Fu Lee)前社長がその一例である。50歳の彼は最近、リンパ腫の診断を受けた。中国版ツイッター「微博(ウェイポー)」で自らの病気を公表したとき、リー氏は激烈なライフスタイルが病気につながったのではないかと認めた。彼は、どれだけ短い睡眠で働けるかを他の重役とよく競い合っていた。

「私たちは、成功した生活がよい生活であると考えるようになった。そして、金と権力が成功であると考えるようになった。今こそ振り返って『そんなことに本当に価値があるのであろうか』と自問してみる時である」

「慢性病が突きつける現実の脅威を別にしても、富と権力と強靱さを、注意深さとセルフケアと柔軟さに優先させる価値体系は良いものではない」とアリアナ編集長は語る。

「職業が何であれ、スタミナに対して給料を払うわけではない。判断力に対して払うのである。私は、職場に10時間いて40パーセントしか働かない人よりは、6時間いて100パーセント働く人を採用する」実際、睡眠不足と過労が誤った意思決定の原因になっていることを研究は示唆している。

私たちに何ができるであろうか? 第1に、問題には個人として取り組む必要があるとアリアナ編集長は言う。生活からストレスの原因を排除することはできないかもしれないが、軌道修正できる、良い習慣を身につけてストレスの蓄積を避けることはできる。ストレスを感じたら、愛する人たちの写真を見たり、好きな音楽を聴いたりするべきである。十分な睡眠を取るべきである。1日中座っていないで歩き回るべきである。昼寝を取るべきである。そして自分の精神性を考えるべきである。

「私たちは皆、自分の中にあの平和な場所、満足と調和を有している。問題は、もっとそこで過ごすためにどうしたらいいかである」アリアナ編集長は、自分の利益になるようあらゆるものが整えられているかのように生きなさい、という詩人ルーミーの助言を引き合いに出した。「信頼の気持ちと共に人生を送れたら、すべてが劇的に変わるであろう」と彼女は付け加えた。

[(English) Translated by Gengo]

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