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首相夫人の安倍昭恵さん、被災地の防潮堤建設に見直し求める【争点:震災復興】

2013年12月05日 02時08分 JST | 更新 2013年12月05日 19時40分 JST
時事通信社

原発再稼働への反対など、安倍政権とは異なる意見を持つ首相夫人の安倍昭恵さんが、今度は東北地方の防波堤建設の見直しについて積極的だ。

昭恵さんは12月4日、自民党の環境部会で講演し、東日本大震災の被災地での防潮堤建設について、見直すべきだとの考えを述べた。朝日新聞デジタルが報じた。

(昭恵さんは)同党議員らを前に「防潮堤で覆われた海が見えない復興でいいんだろうか」と問題提起した。

昭恵さんは会合で「防潮堤反対運動をするつもりはない。必要なところはきちんと造ればいい」とする一方、「必要ないところはやめればいい。景観が崩れ、海の生態系が変わって環境も破壊され、漁業にも影響するかもしれない」と指摘した。昭恵さんは被災地に足を運び、防潮堤建設を考え直す運動に関わっている。この日の会合は、昭恵さんの活動を知った部会長の片山さつき参院議員の呼びかけで実現した。



(朝日新聞デジタル「安倍昭恵さん、防潮堤計画の再考訴える 自民会合に出席」より 2013/12/04 11:52)

国は被災した地方に巨大な防波堤を作る計画を建てた。しかし、昭恵さんが指摘する環境や景観の破壊など地元住民の反対があり、防波堤建設は進んでいない。そのため自民党では、防波堤建設計画を見直す方向で調整に入るとしている。

被災地の沿岸に建設を予定している防潮堤は、総延長が370キロで、約8000億円の予算がついています。しかし、巨大な防潮堤は景観を損なうほか、漁業にも支障があるとして、地元から反対の声が上がり、計画が進まない状況が出ています。



(テレ朝news「巨大防潮堤計画見直し検討 あす震災から1000日」より 2013/12/03 11:45)

また、復興予算には原則2015年までに消化する必要があるため、防波堤を作らないと決めた場合に、この予算をどうするのかという議論も必要になってくる。自民党環境部会に出席した小泉進次郎復興政務官は、次のように発言した。

部会に出席した小泉進次郎復興政務官は「何が何でも高いものを造るというわけでもない。柔軟に議論を重ねて、地元の声を反映させる形で取り組んでいきたい」と述べた。



(時事ドットコム「防潮堤事業見直しを=安倍首相夫人」より 2013/12/04-11:35)

なお、被災地では、防波堤に変わる防潮林などの取り組みも進んでいるという。

【※】被災地における防波堤建設について、あなたはどのように考えますか。ご意見をお寄せください。

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