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袴田巌さん、朝食のケーキ「おいしい」 釈放から最初の朝

2014年03月28日 19時39分 JST | 更新 2014年03月28日 20時18分 JST
時事通信社

1966年に静岡県で一家4人が殺害された「袴田事件」で死刑が確定し、3月27日に再審開始決定を受けた元プロボクサー袴田巌(いわお)さん(78)の姉、秀子さん(81)が、一夜明けた28日、東京都内で記者会見した。巌さんが48年ぶりに釈放される際に最初に話した言葉は「解放されたよ」だったと明かした。時事ドットコムなどが報じた。

秀子さんらによると、袴田さんは27日夜、都内のホテルに宿泊。食事を取らずに、そのまま眠りに就いたという。朝までぐっすり眠ったといい、目が覚めると部屋から見える海を眺めた。朝食でご飯とみそ汁を口にした後、「甘い物が欲しい」と話し、ショートケーキを食べた。味を聞かれると「おいしい」と答えたという。ホテル室内を歩き回るなど、元気そうだった。

秀子さんは「釈放されたことを理解しているのかどうかはまだ分からないが、要所要所で確認しているようだ」と話した。袴田さんと一緒に宿泊できたことについては、「夢でも見ているような気がした」と振り返った。

(時事ドットコム「ケーキ食べ『おいしい』=東京のホテルで静養-袴田さん」より 2014/03/28 12:14)

袴田さんは28日、都内の病院で検査を受け、心身に負担がかかっている可能性があるとして入院が必要だと診断されたという。

袴田厳さんは釈放から一夜明けた28日、午前9時すぎに宿泊したホテルを出て都内の病院で検査を受けました。

病院を訪れた弁護士によりますと、袴田さんは、逮捕以来48年間にわたって勾留されたことで心や体に負担がかかっている可能性があると診断され、28日は入院することになりました。

(NHKニュース「袴田さん 心身に負担で入院」より 2014/03/28 18:24)

糖尿病や認知症については軽いと診断されたという。

■谷垣法相「環境の激変 うまく乗り越えて」

谷垣禎一法相は28日の閣議後の記者会見で、釈放された袴田さんについては「環境の激変をうまく乗り越えてもらいたい」と述べた。

谷垣禎一法相は28日、閣議後の記者会見で「個別具体的な裁判所の判断について所感を述べることは差し控えたい」と具体的な言及を避けた。ただ、逮捕から48年ぶりに釈放された袴田さんについては「相当な環境の変化だと思う。周囲の方も心をつかわれると思うが、乗り越えていただきたい」と述べた。

(朝日新聞デジタル「朝食のケーキ『おいしい』 袴田さん、釈放から最初の朝」より)

袴田さんは1966年に静岡県清水市(現静岡市清水区)で一家4人を殺害したとして強盗殺人罪などで死刑判決が確定した。第2次再審請求審で静岡地裁が3月27日に裁判のやり直しを決定し、死刑と拘置の執行停止を認めた。

47NEWSなどによると、東京高裁は28日、袴田さんの釈放を認めた静岡地裁決定に対する検察側の抗告を棄却した。検察が今後、最高裁判所に申し立てを行っても認められる可能性は低いとみられるため、釈放を認めた判断が確定する見通しという。

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