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「ムーミン展」が松屋銀座で開幕 日本初公開の原画やムーミン谷のジオラマも

2014年04月17日 16時27分 JST | 更新 2014年04月17日 17時36分 JST
© Moomin CharactersTM

日本でも大人気のムーミン。今年2014年はその原作者トーベ・ヤンソン(1914〜1987)の生誕100年にあたることから世界各地で記念イベントが企画されている。日本でも東京・松屋銀座で4月16日、ムーミンの原画200点やジオラマでムーミンの世界を紹介する「MOOMIN! ムーミン展」が開幕。アニメでアニメ「楽しいムーミン一家」でムーミンを演じた声優、高山みなみさんたちもオープニングに駆けつけた。

「MOOMIN! ムーミン展」

■ムーミン役の高山みなみさんたちがムーミンと“再会”

この展覧会はフィンランド・タンペレ市立美術館・ムーミン谷博物館が所蔵するムーミンの挿絵原画やスケッチ、習作など、日本初公開の150点を含めた200点を展示。「ムーミン谷の四季」「ムーミン谷の風景」「ふしぎな生きものたち」「自然のちから」などのテーマで構成、自然との共生に焦点を当てて愛らしいだけではないムーミンの深い世界を紹介している。トーベと親交のあった人形作家、谷口千代さんが展覧会のために人形を制作したムーミン谷のジオラマも公開された。

開幕には、ムーミン役の高山さんをはじめ、ミイを演じた佐久間レイさん、主題歌やナレーションを担当した白鳥英美子さんが会場に訪れ、ムーミンと“再会”した。「ムーミンがみなさんに愛されているのをあらためて実感しました。1日いても飽きない展覧会だと思います」と高山さん。トーベに会った経験があり、「当時76歳でしたが、とても元気でハキハキしていて、強いイメージの方でした」と思い出を話した。

佐久間さんは、「色々な作品に関わらせていただいていますが、ムーミンは私たちにとって本当に宝物です。原画もモノクロの世界なのに、鮮やかにみえました。メッキじゃないものは、年月を経ても、どこの国でも通用するのでしょうね」と世界で愛されているムーミンの魅力を語った。

展覧会では精巧に作られたジオラマも展示、3人は隅々まで堪能していた。「こんなにも愛情あふれるものを見せていただき、すべてに興奮しました」と白鳥さん。3人は自宅でマグカップや茶碗などのムーミングッズを愛用、「いつもムーミンと一緒にいます」と話していた。

■トーベのメッセージ「優しく、冒険心あふれる人間になって」

オープニングセレモニーには、タンペレ市立美術館のタイナ・ミュッルハルユ館長や駐日フィンランド大使館のマヌ・ヴィルタモ大使も出席した。

ミュッルハルユ館長は、「幸運にも1986年、トーベが美術館に原画、習作、絵画などを寄贈してくださいました。このコレクションの中には、多くの原画が含まれ、その後、40点の彫刻が加わって、トーベの世界最大のコレクションとなっています」とコレクションについて紹介。「トーベは本当に偉大な人でした。画家であり、イラストレーターであり、才能あふれる小説家でもありました。彼女のメッセージは非常に明確で、人々に優しく、親切で広い心を持って、冒険心あふれる人間になってほしいと願ったのです。彼女は自然、とりわけ海や海辺の生物を愛していました。彼女であれば、地球に住むすべての生き物を守ってほしいと願っていたに違いありません」と挨拶した。

自らの名刺にスナフキンを印刷しているというヴィルタモ大使も「日本で知られているフィンランドのものをひとつあげるとしたら、ムーミンです」と話した。その魅力について、「ムーミンはとてもキュートで、親しみやすいだけでなく、ゆったりとした独特の夢の世界があります。ムーミンの谷の哲学は、善なることを象徴していて、すべての物語はハッピーエンドです。いつも示唆に富んでいます」と語った。

■2015年にかけて全国を巡回

ムーミン展は5月6日まで。会場に併設されたムーミンショップでは、原画モチーフの雑貨や展覧会限定、トーベ生誕100年記念グッズなどが販売されている。今後は2015年にかけて、青森県、鳥取県、北海道、広島県、山形県、大阪府、宮崎県、岡山県、愛知県の会場を巡回する。

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ムーミンの生みの親トーベ・ヤンソン生誕100年