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お値段100億円以上?「ドラキュラ城」売り出し中

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「ドラキュラ城」が売りに出されている。19世紀に書かれ、何度も映画化された有名な恐怖小説『ドラキュラ』の舞台とされる、ルーマニア南部のトランシルヴァニア地方にあるブラン城のことだ。

とはいえ実際には、ドラキュラ伯爵のモデルになった人物がこの城に住んだことはない。また、この城にはトイレがないこともあり、全面的改修が必要という問題もある。

ブラン城のウェブサイトにある年表によれば、この城は1377年に着工し、1388年に完成した。

ドラキュラ城と呼ばれるようになったのは、同名の小説を書いたアイルランドの作家ブラム・ストーカーが描写した城とブラン城がそっくりだからだ。ただ、ストーカー自身もこの城を訪れたことは一度もなく、ブラン城に関する情報をどこかで目にし、それを基にして設定したのだとされている。

ドラキュラという名前は、現在のルーマニア南部にあったワラキア公国の君主ヴラド3世、別名「串刺し公」に由来する(「ドラキュラ」はルーマニア語で「竜(もしくは悪魔)の息子」を意味する。父ヴラド2世は神聖ローマ帝国からドラゴン騎士団の騎士に叙任され、「ドラクル=竜公」と呼ばれていた)。

ブラン城は、ヴラド3世の祖父であるミルチャ1世が14世紀に居城とした城だ。ヴラド3世自身はブラン城に住んだことはないが、一度囚われの身となったときに、2カ月にわたって城内に幽閉されていたとされる。

購入希望者が現れた場合は、アメリカの法律事務所ハーツフェルド&ルービンが、売主(ルーマニアのイレアナ王女の子孫たち)との仲介を行なう。敷地面積は22エーカー(東京ドームの約1.8倍)で、57室の部屋を有するこの館は近年、数回にわたって売りに出されており、1億3500万ドルでの売却が望まれていたときもある。

入館料を支払ってブラン城見学に訪れる観光客は、年間56万人にのぼる。大枚をはたいて城を買ったとしても、少しは収入がありそうだ。「現在の利益は少ないが、適切に運営されればもっと売り上げが上がるはずだ」と、ハーツフェルド&ルービンのマーク・メイヤーは「デイリー・テレグラフ」で語っている

城の写真をいくつか紹介していこう。なお、文末のスライドショーでは、ヴラド3世が生まれたトランシルヴァニア地方のシギショアラを紹介している。シギショアラ歴史地区は、ユネスコの世界遺産にも登録されている。

[Ed Mazza(English) 日本語版:遠藤康子、合原弘子/ガリレオ]

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