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デング熱、70年ぶりに国内感染 埼玉県の10代女性

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蚊が媒介する感染症「デング熱」に、海外への渡航歴のない埼玉県の10代後半の女性が感染していたことがわかった。渡航歴のない人の国内感染は約70年ぶり。朝日新聞デジタルが報じた。 

厚生労働省は27日、埼玉県内に住む10代後半の女性が、東南アジアや中南米で流行しているデング熱に感染したと発表した。女性は海外への渡航歴がなく、国内で感染したとみられる。海外渡航者の感染は毎年200人程度確認されているが、渡航歴がない人の国内での感染確認は約70年ぶりという。厚労省は、海外で感染して帰国した人から、蚊を介して感染した可能性が高いとみている。

(朝日新聞デジタル「デング熱の国内感染を確認、約70年ぶり 埼玉の女性」より 2014/08/27 11:37)

デング熱は、「ヤブ蚊」の通称で知られるヒトスジシマカなどを通じて感染する。東南アジアなどの熱帯、亜熱帯の風土病だが、高温の季節に温帯圏に侵入し、日本の大阪や長崎で大流行したこともある。全世界で年間約1億人の患者が発生していると推測されている。

通常は1週間で回復するが、重症の「デング出血熱」になった場合には死亡することもある。予防ワクチンが存在しないので、未然に感染を防ぐことが重要だ。コトバンクの解説では、以下のように書いてある。

熱帯や亜熱帯に生息するヒトスジシマカなどがデングウイルスを媒介して感染する。蚊に刺されて1週間前後、人によっては2週間ほどの潜伏期間後に発熱。頭痛、関節痛、腹痛などが続く。通常1週間ほどで回復するが、重症の「デング出血熱」の場合は死ぬこともある。

( 2007-07-21 朝日新聞 朝刊 2外報 )

菅官房長官は8月27日の記者会見で、以下のように冷静な対応を訴えた。

「デング熱は仮に発病しても重症化するのはまれであり、ヒトからヒトに直接感染するものではない。ウイルスを媒介する蚊も日本に生息するものの、越冬するのは難しいと言われており、冷静に対応することが必要だ」と述べました。

(NHKニュース「デング熱 70年ぶり国内で感染確認」より 2014/08/27 12:00)

【訂正】見出しと、記事中で「さいたま市の10代女性」とありましたが、正しくは「埼玉県の10代女性」です。訂正いたします。(2014/08/28)

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