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【ノーベル賞】中村修二氏と日亜化学の裁判をめぐる「日本のありかた」ネット上で議論

2014年10月08日 16時44分 JST | 更新 2014年10月08日 16時44分 JST
STRINGER via Getty Images
Helsinki, FINLAND: Japanese professor Shuji Nakamura gestures after receiving the 2006 Millennium Technology Prize for life-improving innovations in Helsinki 08 September 2006. Nakumara, who teaches at the University of California-Santa Barbara, developed a new, revolutionary source of light ? bright-blue, green and white LEDs and a blue laser. The technology is used in several applications, which improve the quality of human life. AFP PHOTO / Matti Njorkman -- FINLAND OUT -- (Photo credit should read Matti Njorkman/AFP/Getty Images)

10月7日、赤崎勇氏、中村修二氏、天野浩氏の3名が青色LEDの発明で、2014年のノーベル物理学賞に選ばれた。

カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の中村氏は、日亜化学工業在籍時に、青色LED関連の特許を取得。退職後に、その対価をめぐって裁判で争い、和解で決着した経緯がある。日亜化学工業は、中村氏の受賞を受け、「大変喜ばしい」とコメントした。

「日本人がノーベル賞を受賞したことは大変喜ばしい。とりわけ、受賞理由が中村氏を含む多くの日亜化学社員と企業努力によって実現した青色LEDであることは誇らしい」

【ノーベル物理学賞】「大変喜ばしい」中村氏の古巣、日亜化学工業 - 産経WEST 2014/10/07)

しかし、中村氏が活躍の場をアメリカへ移し、市民権を得たことから、日亜化学工業や日本企業のありかた、研究者への待遇などをめぐって、ネット上で議論が続いている。

だが、企業が研究開発をすることは、大きなリスクがあるため個人にだけ対価を認めるのは難しい、という意見も根強い。

また、アメリカも状況が大きく違うわけではないと指摘する声も。

一方で、中村氏と裁判で争ったことで、批判が集まる日亜化学の対応については、中村氏の昇進など、裁判記録を根拠として、「決して低い待遇ではない」という意見もある。

中村氏は、日亜化学の創業者が恩人だと語っている。

中村さんは「とてもうれしい。多くの人たちに支えられてここまできた。夢が実現した」と語りました。
中でも、以前勤務していた「日亜化学工業」の創業者で社長も務めた小川信雄さんを恩人として挙げ、「社長のところに行って青色発光ダイオードを開発したいと言ったら小川さんは『いいよ』と即答し、開発資金を都合してくれて留学もさせてくれた」と打ち明けました。

中村氏 「多くの人に支えられ 夢が実現」 NHKニュース 2014/10/08)