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アメリカの一年間で一番買い物される日「ブラックフライデー」、隠れヒット商品は......銃。

2014年12月02日 21時06分 JST | 更新 2014年12月02日 21時06分 JST
ASSOCIATED PRESS
In this July 20, 2014 photo, guns are displayed for sale at Dragonman's, an arms seller east of Colorado Springs, Colo. When Colorado lawmakers expanded background checks on firearms last year, they were expecting a huge increase. But the actual number the first 12 months of the law is far lower than projected, according to an analysis of state data by The Associated Press. (AP Photo/Brennan Linsley)

アメリカでは、感謝祭の後に銃を買うことが、いまや祝日の慣例のようなものになりつつある。

11月29日付けのCNNの報道によると、2014年の「ブラックフライデー」(感謝祭翌日の金曜日。クリスマス商戦の初日とされ、伝統的に年間で最も多くの買い物が行われる。今年は11月28日)にアメリカ連邦捜査局(FBI)が行った銃器販売時の身元調査の件数は、過去のどのブラックフライデーよりも多かった。

FBIの「全国的な即時犯歴照会システム」(NICS)が11月28日金曜日に行った身元調査の数は、合計で17万5754件に達した。CNNによれば、これは普段の1日の取り扱い件数のおよそ3倍だという。

これは、FBIが1日に扱った件数として、史上2番目の記録だった。これまでの最高記録は、サンディフック小学校銃乱射事件のちょうど1週間後にあたる2012年12月21日(17万7170件)だ。

FBIが過去2年間(2012~13年)に受け付けた身元調査の件数は、いずれもブラックフライデーに、その年の最高を記録している。2012年のブラックフライデーには、やはり通年平均の3倍近い15万4873件もの照会が殺到し、NICSのコールセンターの一部が機能停止に陥ったほどだ。

ブラックフライデーの照会件数の増加は、FBIにとって頭の痛い問題のひとつになっている。法の規定により、NICSは3営業日以内に照会に回答しなければならず、期限をすぎると、その顧客に銃器を売るかどうかは販売店の判断に任される。

このため、FBIは今年、金曜日のうちにできるだけ多くの調査を終わらせようと、およそ600人の職員に長時間の残業を依頼した。FBIのスティーブン・フィッシャー報道官がCNNに語ったところでは、膨大な仕事量を処理するために、FBIは元職員の一部にも応援を求めたという。

「ワシントン・ポスト」のフィリップ・バンプ記者が指摘しているように、身元調査の件数は「概算的な銃の販売総数の不完全な目安」でしかない。1人の人物が1件の身元調査で複数の銃器を買う可能性があるし、さらに、上記の「3日間ルール」により、結果として調査を受けずに銃を買えてしまう人もいるからだ。

とはいえ、要請された身元調査の件数は、銃器所持の一般的傾向を知るためのひとつの指標になりうる。そして、FBIのウェブサイトによると、NICSが稼働し始めた1998年以降で調査件数が多かった週の上位10位は、すべてここ最近の2年間で占められている。

なお、アメリカでは2013年の1年間で、1万2000人以上が銃暴力により死亡している。1日あたり30人以上だ。また、アメリカの学校では、授業が行われている期間で見ると、週1回以上の頻度で銃発砲事件が起きているとも報道されている

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:水書健司/ガリレオ]

「2013年に米国で起きた銃乱射事件」

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