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世界の給食は栄養バランスを考えているのに、アメリカときたら......(比較画像)

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アメリカでは、子供たちの3人に1人が肥満であるという。

Bloombergの記事によれば、2013年に連邦政府の支援を受けた「全国学校給食プログラム」(NSLP)が公立学校と非営利の私立学校で提供したお昼の給食は合計51億食。これは、毎日3200万人以上の子供たちが、NSLPが提供する給食を食べていることを意味する。つまり、学校給食の質が、アメリカの若者たちの健康状態に何らかの形で関係するということだ。

アメリカで提供されている典型的なお昼の学校給食

揚げた「ポップコーンチキン」、マッシュポテト、グリーンピース、フルーツカップ、チョコレートチップ・クッキー、ケチャップ

給食を改善することは、子供の健康の改善につながる。そこでアメリカの給食と世界各国の給食を比べて「格差」を明らかにしようというアイデアを思いついたのが、地元産のオーガニックな材料を使い、クイックサービスで健康的な料理を提供するレストランチェーン「Sweetgreen」だ。彼らは世界の学校給食を再現して、写真をブログサービス「Tumblr」に投稿した。

世界各国の給食を再現するにあたり、「それぞれの国の学校給食の基準を調べて評価し、そのデータをその国の子供たちがソーシャルメディアに投稿した実際の給食の写真と比較した」とSweetgreen社の代表がハフポストUS版に語ってくれた。

こうした方法をとった理由は、同じ国でも、地域によって学校で出される給食の内容が違う可能性があるためだ。ここで紹介している写真は、必ずしも各国の学校給食を正確に再現しているとは限らないが、その国の全体的な傾向は反映しているという。

アメリカの政府や自治体も給食の現状について決して無関心なわけではなく、改善に向けての努力はみられる。たとえば、ニューヨーク市の公立小学校では、全校のカフェテリアに生野菜のサラダバーの設置をすすめていて、2013年までに1300校の設置を終えた。

また、ミシェル・オバマ大統領夫人も、子供向けの食事やおやつを健康的なものにするための基準づくりに積極的に取り組んでおり、オバマ大統領も2010年に、子供向けの栄養プログラムを改善し、果物や野菜を使った、より健康的な学校給食を提供を促す法律「Healthy Hunger-Free Kids Act」(子供たちが健康で飢えないようにするための法律、通称「ヘルシー法」)に署名して法制化している。

それでも世界の給食と比べてみると、アメリカの給食には新鮮な野菜や脳に良い栄養価の高い食べ物が少なく、揚げてある食べ物が多いようだ。

以下に紹介する世界各国の給食で、どれを一番子供たちに食べさせたいだろうか?

ブラジル

ポークの野菜添え、ブラックビーンズとライス、サラダ、パン、焼きバナナ

イタリア

ルッコラの上に盛りつけた地元産の魚、トマトソースのパスタ、カプリ風サラダ、バゲット、ぶどう

フィンランド

豆のスープ、ビートのサラダ、にんじんサラダ、パン、いちごとブルーベリーを添えたパンナッカウ(デザートのパンケーキ)

韓国

魚のスープ、豆腐をのせたご飯、キムチ、数種の野菜

フランス

ステーキ、にんじん、いんげん豆、チーズ、リンゴ、キウイ

ギリシャ

オルゾー(米粒型のパスタ)にのせたチキン、ぶどうの葉の詰め物、トマトときゅうりのサラダ、小型かんきつ類、ざくろの実を添えたギリシャヨーグルト

ウクライナ

マッシュポテトとソーセージ、ボルシチ、キャベツ、シルニキ(チーズを使ったパンケーキ)

スペイン

野菜入りライスにのせたエビのソテー、ガスパーチョ、ピーマンのサラダ、パン、オレンジ

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:水書健司/ガリレオ]

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