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2015年03月18日 17時16分 JST | 更新 2015年03月18日 20時11分 JST

なぜ日本人横綱がいないのか 英「エコノミスト」が語る

TOSHIFUMI KITAMURA via Getty Images
Mongolian-born sumo grand champion, or 'yokozuna', Hakuho (R) performs a ring-entering ceremony beside Tsuyuharai Kaisei (L) at Meiji Shrine in Tokyo on January 7, 2015. Three sumo grand champions Hakuho, Kakuryu and Harumafuji, as well as Sumo Association leaders, made their New Year pilgrimage to the shrine on January 7, pledging to work hard to make Japan's national sport a success this year. AFP PHOTO / TOSHIFUMI KITAMURA (Photo credit should read TOSHIFUMI KITAMURA/AFP/Getty Images)

なぜ、相撲界では日本人横綱が生まれないのか――。イギリスの経済誌「エコノミスト」は、3月17日に公開した論考でその理由を分析している。

日本人の横綱は1998年に昇進した若乃花を最後で、それ以降はハワイ出身の武蔵丸を挟み、朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜とモンゴル勢が占めている。また、2006年初場所の栃東以来、日本人力士は9年間本場所の優勝から遠ざかっている状況だ。

理由についてエコノミストは、日本の人口動態にあると解く。

その主な理由は、相撲部屋に弟子入りする人の数が、年々、減少していることにある。日本の人口減による労働力不足の影響が、相撲界を直撃しているのだ。かつては、貧しく、ハングリーな地方の大家族出身の若者が相撲で成功する典型的な例だった。しかし今は昔よりも核家族化が進み、そして豊かになっている。だから、恵まれない背景を持った外国人が呼ばれ、その能力を証明することになるわけだ。

The Economist explains: Why the Japanese are no longer on top in sumo wrestling | The Economist 2015/03/17)

そしてさらに、2007年に時津風部屋で当時17歳の弟子が暴行されて死亡した事件や2010年の違法賭博事件など相撲界の不祥事についても触れ、その古い体質が若者を遠ざけていると分析している。

日本相撲協会は保守的で、今に至るまで変わることを拒んでいる。2013年、相撲界の危機に際して、協会は外部の有識者を招いて親方よりも権力を与え、法人格を公益財団法人に移行するなど、変わろうとはしている。しかし、こうした改革が実を結び、日本人横綱が再び生まれるかどうかは、未だ不透明だ。

The Economist explains: Why the Japanese are no longer on top in sumo wrestling | The Economist 2015/03/17)

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