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美輪明宏、「ヨイトマケの唄」に込められた思いとは 【紅白歌合戦】

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MIWA AKIHIRO
(画像は2012年の紅白歌合戦のもの)「ヨイトマケの唄」を熱唱する美輪明宏=31日、東京都渋谷区のNHKホール  | 時事通信社
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歌手の美輪明宏(80)が12月31日、NHK紅白歌合戦で『ヨイトマケの唄』を歌い、「圧巻だ」とネットで話題になっている。

ヨイトマケの唄は1965年、美輪が29歳のときに自身が作詞・作曲した、日雇い労働者の母親をテーマにした作品だ。ヒットしながらも当時、差別用語が入っているとの理由で、日本民間放送連盟から放送禁止曲に指定された

歌は、美輪の小学校時代の同級生とその母親をモデルに作られた。2013年3月20日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に登場した美輪は、炭鉱町での興行の際に真っ黒になった炭鉱夫を見て、彼らを励ます歌を作りたいと考えたと述べている。その時に浮かんだのが、小学校の頃の同級生とその母親のことだった。

少年の母親は脚が不自由ながら、工事現場で働いていた。足が悪いためによろけると、周囲から「やめちまえ」「ろくでなし」「迷惑なんだよ」などと罵声を浴びせられた。

しかし、息子の前では胸を張り、大丈夫だという顔をした。少年は勉強やスポーツができず、ケンカも弱くていじめられていたが、母に心配させたくないという理由で、いじめを母親にも内緒にしていた。

ところがある日、母親はとうとう、息子がいじめられていることに気がついた。その時、母親は息子に、次のように語った。

「喧嘩が強いなら、偉いんじゃなかとよ。金持ちだから、偉いんじゃなかとよ。勉強ができなくても貧乏でも、そういうのは関係なかと。一番偉かとはね、とにかく正直で、お天道様の前に胸を張って、誰にも指さされないように一生懸命働いて、正直に生きる。それが一番偉かとよ。だから、お前は偉かと」。

これが、ひとつの着想となった。

美輪が紅白でヨイトマケの唄を披露するのは2012年に続き、2度目。当時、三輪は出演について次のように語っていた。

「歌を邪魔しないように、黒子に徹したほうがいい」と黒髪で歌い、照明もピンスポットが当たるだけのシンプルなものだった。「歌だけで勝負できる。余計な照明はいらない、何もいらないと言ったんです」と自身の意思でシンプルな演出にしたことを明かした。
 
ヨイトマケの唄に大反響 美輪明宏 2年連続紅白出場へ意欲 ― スポニチ Sponichi Annex 芸能より 2013/01/10 18:50)

2012年の出演の際は、6分というフルコーラスだったが歌手別視聴率で45.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得した。

今回の出演でも「演出がない分、見入ってしまう」「感無量」などの声がTwitterに相次いで投稿された。

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