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シャイなカワハギ、卵を抱くお父さん......海の中は想像以上に面白い(画像)

2016年01月13日 19時42分 JST | 更新 2016年01月13日 20時04分 JST

海は神秘に満ちた別世界だ。

オンラインマガジン「水中写真ガイド(UPG)」が選んだ、2015年水中アート写真コンテスト受賞作品は、海中世界の素晴らしさを捉えている。

最優秀賞受賞作品は、ハワイ島の夜の海で発見されたウナギの稚魚だ。「その姿はまるで宇宙からの侵略者。今までに数回しか撮影されていいない貴重な写真」とUPGのリリースは伝える。

各部門1位の写真も素晴らしいものばかりだ。海の中ではどんなドラマが繰り広げられているのか、のぞいてみよう。

  • 「全てをさらけ出した姿」 ハワイ島/カイルア・コナ
    Ocean Art Competition 2015/Jeff Milisen
    最優秀作品、マクロ撮影部門1位。ジェフ・ミリセン撮影:「ブラックウォーターダイブ(水中ライトを設置した夜の海で、稚魚やプランクトンを観察するダイビング)をしている時に、このウナギの稚魚に気付きました。この魚は早く成長するために、外側にある胃を使って食べ物全ての栄養を最後の一滴まで吸収します。その日ダイビングしていた4人あわせて千回以上ブラックウォーターダイブをした経験がありましたが、このウナギの稚魚を目にしたのは全員初めてでした」
  • 「衛星」イタリア/フォルテ・デイ・マルミ
    Ocean Art Competition 2015/Francesco Visintin
    広角レンズ部門1位。フランチェスコ・ビシンティン撮影:「水温の上昇、繁殖期、天敵の減少といった条件が重なって、コクカイビゼンクラゲが夏に大量発生しました。そこにミストラル(フランス南東部に吹く北風)と潮の流れの影響が加わり、数千ものクラゲがヴェルシリア地方沿岸の浅瀬に集まったのです。穏やかな海に浮かぶ姿を、早朝と夕日の柔らかな陽射しを利用して撮影しました」
  • 「イソギンチャクの光」ノルウェー/オスロ・フィヨルド
    Ocean Art Competition 2015/Lill Haugen
    冷たい海部門1位。リル・ハーゲン撮影:「ディープレット・イソギンチャクは、ノルウェーの南東に位置するオスロフィヨルドの、水深25メートル以下で生息しています。この大きなイソギンチャクは、赤エビの隠れ家になることもあります」
  • 「ゴンドウクジラ」フランス/ニース
    Ocean Art Competition 2015/Greg LeCoeur
    ポートレート部門1位。グレッグ・ルクール撮影:「地中海で大きなゴンドウクジラの群れに遭遇しました。彼らは私を受け入れてくれたようで、周りを泳ぎ回っていました。本当に素晴らしい経験で、絶好のシャッターチャンスでした」
  • 「放卵」アメリカ/フロリダ州リビエラ・ビーチのレイク・ワース・ラグーン
    Ocean Art Competition 2015/Steven Kovacs
    習性を捉えた写真部門1位。スティーブン・コバックス撮影:「放卵の準備ができると、メスのカエルアンコウは海面へゆっくりと上昇します。オスは後を追い、メスの放卵後すぐに受精を始めます。地元でダイビング中に出会ったこのカエルアンコウのつがいは、今にも放卵しそうだったので、すぐにカメラを準備しました。その直後、運良く卵を産んだ瞬間にシャッターを押すことができました」
  • 「パニックに陥ったフグの群れ」ニュージーランド/ノースランド地方マロロ・ベイ
    Ocean Art Competition 2015/Irene Middleton
    初心者向けデジタル一眼レフ部門1位。アイリーン・ミドルトン撮影:「毎年夏、ホシフグの群れがニュージーランド北部沖合のプア―・ナイツ諸島に現れ始めます。普段は遠洋に生息していますが、強い東風が吹くと海洋保護区になっているプア―・ナイツ諸島周辺に流されるのです。そうすると数時間も生き延びることができません。海洋保護区は多くの魚にとって安全な場所ですが、アジ科やタイ科の魚にとってフグは珍しいご馳走なのです。ダイバーが海に入るとフグの群れは避難場所を求めて急いで逃げます。これはその瞬間を捉えた写真です。水から上がって間もなく、約半数は食べられてしまいました」
  • 「恥ずかしがり屋」フィリピン/マクタン島
    Ocean Art Competition 2015/Simon Chiu
    ミラーレスカメラ・マクロ撮影部門1位。サイモン・チュー撮影:「小さなモンガラカワハギは柔らかいサンゴの中に身体を隠します。かなり近距離でなければフォーカスできない2ジオプター調整レンズを使って撮影したので、カワハギが逃げないようにじっとしていなくてはなりませんでした」
  • 「お父さんと卵」イタリア/リグリア海
    Ocean Art Competition 2015/Walter Bassi
    ミラーレスで撮影した生き物の習性部門1位。ウォルター・バッシ撮影:「ダイビング中に、タツノオトシゴの交尾に遭遇しました。まるでダンスをしているような感情のこもった行為でした。2匹が離れると卵の一部がオスのお腹から出てきていました。とても珍しい光景でした。この写真は、オスが卵を回収しようとしているところです。幸い、全ての卵を回収できたようです」
  • 「モリイシガメ」アメリカ/ペンシルバニア州ブリッジ・ウォーターフォール
    Ocean Art Competition 2015/Matthew Sullivan
    ミラーレスカメラ・広角レンズ部門1位。マシュー・サリバン撮影:「このモリイシガメの子供はペンシルバニア山中の美しい小川でみつけました。モリイシガメは絶滅危惧種です。生息地の水場で撮影できるなんてとても幸運でした」
  • 「蛍光ハナギンチャク」イタリア/サヴォーナ
    Ocean Art Competition 2015/Alessandro Raho
    コンパクトカメラマクロ撮影部門1位。アレッサンドロ・ラホ撮影:「特殊なフィルターを使うことで一部の生き物の蛍光色を際立たせることができます。普通は夜間のダイビングで使いますが、この写真では日中に使用しました」
  • 「オキザヨリ、イスズミの稚魚を急襲」ニューカレドニア/ヌメア
    Ocean Art Competition 2015/Jack Berthomier
    \nコンパクトカメラ・海洋生物の習性部門1位。ジャック・バーソミア撮影:「写真はウエモ・ベイのマングローブで撮影しました。このオキザヨリは長さ20‐25センチほどありました。何日も一緒に泳いだので、私に慣れてくれたようです」
  • 「イルカ日食」フランス/グアドループ島デエエ
    Ocean Art Competition 2015/Brian Christiansen
    コンパクトカメラ広角レンズ部門1位。ブライアン・クリスティアンセン撮影:「撮影したクジラの群れは家族のように見えました。明らかにリーダーとわかるメスが、子供を連れていました。私が一番長い時間を過ごしたのは2頭の若いクジラです。互いにじゃれあったり、私と遊んだりしました。警戒心を緩め、あまり期待をせずに接すれば、野生動物と遊べるということを伝えられれば嬉しいです」
  • 「晴れた日」スペイン/バレアレス諸島、メノルカ島
    Ocean Art Competition 2015/Roland Bach
    ウミウシ部門1位。ローランド・バッハ撮影:「バレアレス諸島の北岸にあるプンタ・デン・シウレトという場所で撮影しました。ウミウシが美しいポーズをとっていましたが、太陽と一緒に撮影するのに苦労しました。ハウジングやストロボを置く場所が限られていたからです。10分間、シャッターチャンスを待ちました」
  • 「ワレカラ」インドネシア/バリ島トランベン
    Ocean Art Competition 2015/So Yat Wai
    スーパーマクロ撮影部門1位。ソー・ヤット・ワイ撮影:「スーパーマクロ撮影は被写界深度(ピントが合う最も近い距離と遠い距離の間)が浅いので、左右のはさみと顔、触角にピントを合わせるのが難しかったです。そのため、この3つがほぼ同じ焦点面に集まったタイミングを狙って撮影し続けました。60回くらい撮影しなければなりませんでした」
  • 「海の画家」イタリア/アプリア、サレント、サンタ・マリア・アル・バーニョ
    Ocean Art Competition 2015/Francesco Pacienza
    コンセプト部門1位。フランチェスコ・パチエンザ撮影:「フランチェスコは、長時間息を止めることができます。写っているのは海綿の一種アキシネラです。約45分の撮影の間、フランチェスコはボンベから空気を吸っていました」\n

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

動物たちの「自撮り」画像集

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