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「保育園落ちた日本死ね」は日本のトランプ現象? 報ステのコメントが波紋

2016年03月29日 23時48分 JST | 更新 2016年03月30日 15時47分 JST
tv-asahi.co.jp

テレビ朝日系列の報道番組「報道ステーション」で3月29日、コメンテーターで朝日新聞の論説副主幹、立野純二氏が、話題の匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」について言及。「日本流のトランプ現象とも言える」と述べた。

この日の番組では、参院本会議で2016年度予算成立後に安倍首相が会見で述べた発言を取り上げた。安倍首相は会見で「わが国の雇用所得環境は順調に回復しており、日本経済の回復傾向に変わりはない」とアベノミクスの成果を強調した。

番組では、2月の家計調査の数値も紹介。消費支出は前年同月比で「実質で1.2%増加」とあるが、うるう年の効果を除くと「1.5%減少」となり、実態では6カ月連続のマイナス。サラリーマン世帯の実収入も47万8624円で、やはり6カ月連続減となる、前年同月比2.4%の減少だった。

以上の番組内容を踏まえ、立野氏は「この国会での最大の出来事は『保育園に落ちた』と女性がブログで叫んだ事件だった」とコメントし、既成政治への怒りが一因とされるアメリカ大統領選での「トランプ現象」に通じると指摘した。

以下に立野氏のコメント全文を紹介する。

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この国会での最大の出来事は、「保育園に落ちた」と女性がブログで叫んだ事件だったと思います。政治家が口利きでお金をもらおうが、大臣が違う法案を答弁で述べようが、そんなことはどうだっていい。「私たちの暮らしがこんなに苦しいんだ」そういう叫びが表に出てきた、発露された。それが最大の事件だったと思うんですね。「日本死ね」という過激な言葉もありましたけれども、それは言ってみれば、いわば「日本流のトランプ現象」とも言える、既成政治への怒りではないでしょうか。国家の存立事態とか、いま実際はありもしない観念論を政治家は声高に論じてはいますけれども、実際に国民の足元で進行している人間の暮らしの安全保障の問題は十分に省みていないじゃないか、そういう不信がいま渦巻いているんじゃないかという気がします。

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立野氏のコメント受け、古舘伊知郎キャスターは「生活の存立危機事態、こっちをもっと見なきゃダメだという話ですよね」と応じた。立野氏の「報道ステーション」出演は、この日で最後だった。

■ネットの反応は?

Twitterでは「トランプと一緒にしちゃっていいのか」「トランプ現象がポジティブな意味で使われ始め驚いた」といった声が上がっている。以下にその一部を紹介する。