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【党首討論・発言詳報】安倍総裁、岡田代表ら9党首、「アベノミクス」「経済」で参院選前に激しい舌戦

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参院選(6月22日公示、7月10日投開票)を前に、6月19日午後8時から、ネット企業10社による「ネット党首討論」が開催された。自由民主党・安倍晋三総裁、 民進党・岡田克也代表らは何を語るのか、党首たちの発言を速報する。

また、ハフポスト日本版では、会場となる東京・六本木のニコファーレ前の様子をFacebook Liveで生中継。さらに後日、ハフポストブロガー陣による党首討論観戦記をお届けする。

▼テキスト中継
▼テーマ1:安倍政権の経済政策について

【自由民主党・安倍晋三総裁】
3年半前に我々は政権を奪還し、失われた国民総所得50兆円を取り戻すと約束しました。すでに40兆円を取り戻しました。今年中には50兆円(全てを)取り戻せる予定です。雇用は110万人増やしました。有効求人倍率は24年ぶりの高い水準になっています。有効求人倍率が1倍以上というのを史上初めて全国で実現しました。
給料も上がっています。過去最高の賃上げ率が3年連続で続いています。パートの皆さんの時給も過去最高です。でも、まだ(景気回復の)実感がないという人もいるため、アベノミクスは道半ばであります。アベノミクスはギアを2段、3段上げてエンジンをフル回転していきます。我々はこの3年間、税収を21兆円増やしました。この成長の果実を子育て支援や介護の充実のために使っていきます。安定した社会基盤の上にさらに成長し、社会保障を充実させていく。成長と分配の再循環をうまく回しながら、皆さんに景気がよくなったと実感していただく日本を作ってまいります。

【民進党・岡田克也代表】
安倍総理は自分に都合のいい数字をいろいろお話になっていますが、実質所得が減っていることは間違いない。そもそも消費が低迷している。だからこそ消費税を上げることも先送りした。国民の8割は景気回復を実感していない。ここで答えが出ていると私は思います。
アベノミクスで最も大事なのは、「構造改革」という3本目の矢。成長戦略で生産性を高めている。しかし、経済成長率は目に見えて上がってはいない。実際には金融でエンジンをふかしてきただけ。その金融も特に効果があったのは金利を下げて円安にして株が上がった。ここは一時的には効果あったけど、それも様変わりして、円高が定着してしまった。完全に行き詰まってしまった。成長と分配の両立が必要。子供の6人に1人が貧困という状態で、こういうことに真剣に向き合う政治でなければいけない。誰もが将来に不安を持っている中で道筋が必要。

【公明党・山口那津男代表】
安倍総理のおっしゃったことに加えて、この3年余りで雇用が改善して参りました。高校生の就職率は24年ぶりの高水準。大学生の就職率も過去最高。これは正規雇用についてる人が増えてきている。
団塊世代がリタイアしていますから、正規雇用者そのものは50万人以上減ってますが、新たな雇用者が増えている。こうした雇用環境のもとで、賃金が上がっています。ベースアップが3年以上続き、税収の増加に繋がっている。消費増税を8%に上げて税収は8兆円増えましたが、税収全体では国と地方を合わせて21兆円増えている。これは所得税・住民税・法人税なども増えているということです。このアベノミクスの成果を分配にも生かしていきます。成長と分配の好循環を作っていかなければなりません。消費税の10%へのアップは延期しますので、アベノミクスの成果を分配に生かしていき、2年間繋いでアベノミクスの行き届かないていかないところにも及ぼしていく。

【日本共産党・志位和夫委員長】
アベノミクスの失敗は、はっきりしたと思っています。安倍さんは「世界で一番、企業が活躍しやすい国を作る」と宣言し、大企業を応援してきました。しかし待てども待てども一般には回ってこない。大企業は3年連続で過去最高の利益をあげたが、庶民の生活はどうか。働く人の実質賃金は、5年連続マイナス。5%目減りし、1990年以降最低に落ち込みました。日本経済の6割を締める個人消費は2年連続マイナス。
格差を正す3つのチェンジを提案する。第一には、税金の集め方をチェンジ。消費税引き上げは、きっぱり中止して別の道で財源をつくる。第二は、税金の使い方を変える。社会保障や若者・子育てに優先して使う。保育園に落ちない日本にする。大学の学費を10年間で半減し、給付制の奨学金を。第三に働き方のチェンジ。ブラックな働き方をなくし、残業時間を規制し過労死をなくしていく。非正規から正社員へと変えられるような雇用ルール強化を目指す。最低賃金は今すぐどこでも時給1000円にし、1500円を目指す。

【おおさか維新の会・松井一郎代表】
今の経済状況は、民主党政権のころよりはマシになってきています。金融緩和は正解でした。ただ財政出動については消費増税したことで効果が薄くなった。自民党のできないところは、規制緩和はさまざまな団体の支援を受ける関係で非常に弱い。我々も特区で申請していますが、3年間スピード感持って進んでいない。新しい産業が芽生えていないのが問題です。消費増税が延期されました。我々は凍結すべきだと言っています。
社会保障の状況は待ったなしです。僕は今、大阪府の知事ですけど、東京都知事との比較しました。4年間勤めましても給与は東京都知事の半分です。トップ自らが身を切る改革で、役所の雰囲気は変わります。平成19年と比べて職員を2700人を減らしました。こうやって財源を生み出し、それを社会保障に充てていくというのが、イシノミクス。維新の主張です。

【社会民主党・吉田忠智党首】
社民党の経済政策はボトムアップです。アベノミクスは大企業や富裕層を応援すれば、国民に滴り落ちると言いましたが、結果として景気回復の実感はない。安部総理は消費増税の環境をつくるといって、衆院を解散したが、結局は先送りにした。社民党は消費税増税には反対。
アベノミクスではなくボトムアップを提案する。一律1000円、1500円の最低賃金に。中小企業への支援を増やす。大企業との中小企業との格差、正規雇用と非正規雇用の格差をなくす。ブラック企業の長時間労働の削減。地方と中央の格差をなくす。パナマ文書のような大企業や富裕層への税金逃れを許さない。大企業への法人税率引き下げは効果が出ていない。所得税の累進課税の強化など不公平税率を是正し、社会保障費を増やすべきです。

【生活の党と山本太郎となかまたち・小沢一郎代表】
アベノミクスによって景気は回復し、国民の生活が豊かになるという触れ込みでしたが、現実は国民の実質所得は5年間減少していますし、最新の報告では家庭のエンゲル係数も急上昇しています。このようにアベノミクスの元で国民の生活は苦しくなる一方です。
さらには年金基金の株の運用ミスで何兆円もの損失が出ていると言われています。私どもは、自由競争や市場原理最優先の政治の基本的な考え方を改めなくてはいけない。政治は生活であるということを、しっかりと基本に据えて政策の実行をするべき。特に景気を回復するためには、GDPの6割以上を占める個人消費の拡大が絶対に必要。今のままでは無理。国民の生活を安定させることができるような社会にすることが大事。そのためには雇用、年金、医療などの問題など、国民生活に密着する政策を第一にに考えて行くべき。

【日本のこころを大切にする党・中山恭子代表】
消費税の引き上げは、所得が倍増するくらいまで凍結すべきだと考えています。日本経済は暗くて長いデフレからやっと脱却できそうな状況です。もうひと頑張りです。財政政策が非常に不十分だと考えています。
民間需要が十分でないときには、政府が公共事業を実施して需要喚起が必要です。公共事業は決して悪ではありません。先人たちが橋やトンネルを作り、上下水道を全国津々浦々に整備したおかげで今の生活がある。こうしたインフラが老朽化しているため、インフラ整備が喫緊の課題。
私どもは共同溝の設置を提案している。道路の下に大きなトンネルを作り水道から情報、ガス管などのインフラを設置する。災害時にも使える設備が急務。この公共事業によって景気が回復することは間違いありません。経済成長すれば個人所得も増加する。

【新党改革・荒井広幸代表】
脱原発するただ一つの政党、新党改革の荒井です。たとえば失業保険・雇用保険の積立金は6兆円で、この20年間で最高に積み上がっている。これはアベノミクスの成功で失業者が減ったからです。この6兆円を活用させてもらって、消費増税をしなかった部分を合わせて介護と保育で使わせていただけないかと提案している。アベノミクスは鶏でたとえれば、鶏を太らせて良い卵を産んでいくという税収から雇用という段取りだったが、今度は格差対策をしていくし、そこを我々も提案したい。もし民主党だったらこんなにうまく行くでしょうか。「(アベノミクスは)失敗だ」というのではなく、提案して成功させた方が得です。政策提案で競い合うべきだと思っています。みんなで力を合わせて景気のみならず、我が国を良くしていく。どうぞ皆さん我々「改革」の問いかけに答えてください。

▼テーマ2:憲法のあり方、改正の是非について

【民進党・岡田克也代表】
大変大きな危機感を持っています。このままで間違った方向に日本が行くのではと。自民党の憲法改正草案は集団的自衛権の行使を限定なくできるようにするという趣旨だと思います。日本国憲法の平和主義そのものが大きく変えられてしまう。私は、(安倍総理が改正派が)3分の2を取れば憲法改正の発議を手がけると確信しています。我々は憲法について議論するのはやぶさかではないですが、立憲主義を理解した総理でないと危ない。力で最後は押し切るという姿勢である限り、憲法問題の議論は慎重でなくてはいけないと思っています。

【公明党・山口那津男代表「憲法について」】
憲法は各党いろんな考え方がある。例えば自民は草案を作って全体を変えようという党是。公明は今の憲法は基本的に良いものだということを前提に、新たに価値を加えていく、加憲の立場を取っている。連立政権を作った時に合意した。与党の立場で行政権をどう運営するか、を決めるのが与党であり、そのための合意。国会の立場で、憲法は衆参で発議するという場なので、それぞれ政党として憲法についても国会で理解を深めようと。憲法改正は、与党として合意を作って発言するとは違う枠組み。違う枠組みで議論する話。その後、議論の深まりや合意形成には必ずしも進んでいない。憲法改正に国民の皆さんに問いかけるほど成熟していない。国会の中で議論を深め、国民の理解も伴うようにする努力がなされるべきだ。憲法9条をめぐっては、平和安全法制を作る中で、これまでの政府の考え方の基本を守る中でギリギリの見解を定めた。集団的自衛権は他国を防衛するような自衛権の使い方は認めないというのが9条の考え方と明記している。

【日本共産党・志位和夫委員長】
安保法制は数の横暴で決まりましたが、集団的自衛権は日本が攻撃を受けてなくてもアメリカの戦争相手に日本の若者を駆り立てることになります。憲法違反の安保法制は廃止するしかありません。戦後ずっと来た憲法9条のもとでは集団的自衛権を行使できないという憲法解釈を覆すという立憲主義を破壊する禁じ手を使いました。自民党改憲案の内容は、憲法9条2項を全面削除し、国防軍を明記し、海外での武力行使を無条件で認めるもの。憲法が憲法でなくなる。憲法によって国民を縛るものへと変質させる、自民党の憲法改正案を許していいかどうかは今度の選挙の争点。

【おおさか維新の会・松井一郎代表】
憲法を変えるかどうかを決定するのは国民。国民投票だ。国会議員の選挙が憲法改正につながるわけではない。どの部分を発議するかは、責任ある政党は案を出さねばならない。憲法は9条だけではない、戦後一度も変わらなかった憲法。時代に合わない部分もある。国と地方自治体の統治機構改革が必要だ。まずは統治機構の改革をせねばならない。道州制テーマに各種選挙行われた。道州制賛成国会議員は過半数だが全く手付かず。東京一極集中を是正し、分散する日本のために統治機構改革は必要。このために憲法改正の発議をしたい。決めるのは国民。教育無償化も同様。

【社会民主党・吉田忠智党首】
安倍首相は自分の任期中に憲法改正したいと言いました。今回の参院選にとって憲法改正は大きな争点です。今年で憲法公布から70年ですが、一字一句変わっていません。国民がそれを望まなかったからです。今大事なことは変えることではなく、生かされていない。貧困格差が広がっている。東日本や熊本の被災地の現状では憲法の条文が生かされていません。現実を憲法に近づける方が重要です。占領下で押しつけられたとか問題にする人もいますが、憲法が果たしてきた役割を尊重した上で、議論する必要があります。安倍首相は参院選で、憲法の問題を正面から訴えていただきたいと思っています。

【生活の党と山本太郎となかまたち・小沢一郎代表】
憲法は、国民の命と暮らし、基本的人権を守るための最高のルール。日本国憲法の理念と原則はしっかり守らねばならない。政府、自民党、安倍総理の考えているような憲法改正には賛成できない。特に安保法案に象徴される自衛権の問題は、戦前の我が国は個別的自衛権の発動で大陸に軍隊を派遣し戦争となった。集団的・個別的自衛権を拡大解釈して発動することは許されないし、憲法違反。日本の平和は世界が平和であって初めて享受できる。何もしないで良いと言っているわけではない。平和維持には国連を中心とした平和活動に委ね、日本は積極的に協力する原則を堅持すべき。

【日本のこころを大切にする党・中山恭子代表】
日本人の手による自主憲法の制定を目指すとしています。もちろん、平和を維持するための憲法であり、現行憲法のいいところは残している。近いうちに草案を発表します。伊藤博文が留学した際に、現在の憲法は占領下に定められたもので、歴史、伝統、文化が考慮されない世界に例を見ない粗雑なものであり、前文はアメリカの主要な文書の「コピペ」であると主張している学者もいます。大いに議論するときだと思っています。

【新党改革・荒井広幸代表】
原発事故があった時に、一度は全国の方も避難を考えたのではないでしょうか?「大丈夫だ」というのが大変な問題。今も避難し、帰れないんです。きちんと、万が一に備える、同時に抑止力を作るという安全保障法制は必要だ。戦争を起こさない、海外に戦争に行くのではない。抑止力で備えて皆さんを守るんだと、徹していると考えるのが今度の安全保障法制なんです。しかし政府は、時にして暴走や判断の失敗を起こしてきた世界の歴史がある。自衛隊が海外に出る前に国会の承認を得るというルールを作ったのは新党改革など3党だ、安倍総理は国会にルール権限を与えた。世界でも最も厳しい、自衛隊を海外に派遣するルールができた。このように最低限守っていくためにどうするかは国会議員は考えていくべきこと。

【自由民主党・安倍晋三総裁】
伊勢志摩サミット後、オバマ大統領と共に広島を訪問し、核なき世界に向けて大きな力となった。日本とアメリカは、様々な課題に共に取り組む希望の同盟になった。昨年平和安全法制を成立させた。日本を守るために、日米はお互いに助け合うことができるようになった。北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、日米は今までよりはるかに連携した。同盟がその絆を強くした。国民の幸せを守るために変えるべきものは変える。成立後70年。谷垣総裁時代に、憲法改正草案を示している。憲法改正は、選挙公約に書いてある。しかしどの条文を変えるかは、憲法審査会でも残念ながら収れんされていない。選挙結果を受けてどの条文を変え中身を考えるか議論を深めたい。国民のみなさまに考えていただきたい。

▼「憲法」テーマに党首同士での議論タイム

共産・志位委員長へ維新・松井代表からの質問
松井)我々の、教育無償化のための憲法改正する案にも共産党は反対なのか?
志位)教育を無償化するために憲法改正は必要ない。無償化は必要だが、現行憲法でできないことはない。
松井)では今でもできるのになぜできないのか?予算は時々の政権で変わる。憲法で規定しなければならない
志位)そんなことは言っていない。

安倍)志位さんは、良いことであっても憲法改正はしないということがわかった。また、自衛隊は今でも憲法違反という考えなのか?
志位)まず、憲法の人権条項は先駆的で豊かなもの。それを生かした政治が必要。憲法9条と自衛隊は両立しない。9条という理想に向けて将来的な問題で、国民の合意で全面実施はかっていくのが我々の見解。

自民・安倍総裁へ民進党・岡田代表の質問
岡田)選挙が近くなった憲法改正は争点でないと言う。憲法改正を争点から隠しているのでは?
安倍)自民は立党以来、憲法改正を掲げている。当たり前であります。憲法を変えたいとは思うが、条文は決まっていない。まずは憲法審査会で議論する、良い条文を皆で作りたい。

公明党・山口代表へ社民・吉田党首の質問

吉田)公明は自民と憲法への考え方が違う。憲法の議論が深まった時に、自民との連立政権は維持できるのか?
山口)憲法は国会が発議するので国会で合意を作る。与党は政権・行政権を運営するための枠組み。勘違いしているんじゃないんですか?我々は国会で議論を深めて合意を作るのに努力する。成熟していないので、今回の選挙では争点にならない。

自民・安倍総裁へ民進党・岡田代表の質問
岡田)憲法審査会は、この国会で事実上一度も開いていない。審査会で議論したらいいっていうのは現実に伴っていない。与党がやる気になればできるのに提案ない。どういうことか?
安倍)民主党時代にも動かしていなかった。次の国会からこの憲法審査会を動かしていきたい。勘違いをされている方が多い。決めるのは国民投票。私だけでなく、自民党全員が(改憲派)。選挙で争点にするのは必ずしも必要ない。

自民・安倍総裁へ共産・志位委員長の質問
志位)憲法9条の解釈について、自衛隊は憲法違反の疑いがあると専門家も言っている。安倍自身の考え方は?
安倍)9条と自衛隊は合憲。国の存立を守る自衛権を持っているのは、砂川判決でも明らかになっている。自衛隊は熊本地震でも昼夜、救出救命にがんばった。自衛隊の方々に大変失礼では?
志位)私たちは将来の課題として、9条の完全実施、自衛隊の段階的解消を図る。しかし、共存がかなり長いあいだ続くという展望を持っている。大災害が起こった時は自衛隊に出動していただく。共産党が災害出動に反対だというような言い方はやめていただきたい。

民進・岡田代表と共産・志位委員長、自民・安倍総裁、公明・山口代表の議論
山口)共産党は自衛隊が違憲と言いながら国民連合政府を作ると言っている。民主はそういう共産党と統一候補を出して、国民の理解を得られるのか?
岡田)憲法に対して、公明と自民も考え方が違う。安倍さんは、ちゃんとこの選挙で憲法9条を変えたいと思っていると言うべきなんではないか?
安倍)我々は憲法改正草案を出している。何も隠していない。それよりも、共産・志位さんは自衛隊は憲法違反といいながら、しばらくは良いのですか?憲法違反なのに働いていただくという言い方はひどい
志位)憲法違反の状態を作ったのは自民党。すぐ解消することはできない。私たちはそういう状態の中でいかに9条の全面実施を図るか。自民の矛盾を引き受けて解消する責任ある方針を出している。
松井)それは憲法改正ですよ。ごまかしです。

民主・岡田代表への自民・安倍総裁の質問
安倍)全国で候補者を一人に絞っている。あまりにも無責任。決まっていることは「安倍政治にNO」だけじゃないですか
岡田)これは衆議院選挙ではない。安倍政権にしっかりブレーキをかけることを意思表示してもらう
安倍)ブレーキをかけるだけが仕事なんですか?

▼最後の一言

【新党改革・荒井広幸代表】
国民の合意形成が必要。憲法も含めて政策の議論進めたい。大きな政党だけではみなさんの小さな声が拾えない。いろんなものを形にしたい。医療費を削減し、病気の人を救済する。世界中の国や地域で研究が始まっている、医療大麻の研究推進をする。こうしたことも訴えている。

【日本のこころを大切にする党・中山恭子代表】
日本の人々は近代化を成し遂げました。日本の文化は世界から見ても大事。底力を基礎に据えて、よい社会を作っていきたい。日本の心を次世代に引き継いで暖かな社会を作りたい。私たちの党は国を思う熱い心を持った人々です。

【生活の党と山本太郎となかまたち・小沢一郎代表】
政治の役割は国民の命と暮らしを守ること。国民の暮らしを豊かにし安定させる、それが政治の役割。今こそ各党・政治家が原点に立ち返るべき。この選挙戦においても生活が第一。政治は生活という信念に基づき、その側面からの政策を国民に訴えていきたい。

【社会民主党・吉田忠智党首】
18歳選挙権が始まったが、被選挙権も5歳引き下げを訴えている。若者政策を訴えてきた。就職氷河期のロスジェネ世代のみなさんのことも考えて政策として訴えていきたいと思っています。

【おおさか維新の会・松井一郎代表】
政治は最後は実行力。選挙のたびに良いこと言うが、重要なのが政策を実現するためにどこで財源を見つけるか。次の世代につけを回すのではいけない。それでいて先輩の世代に、社会保障を受けていただく。そういうことは自分たちの身分にこだわっていてはできない。大阪では実行してきた。大阪府知事と東京都知事の給与には大きな差がある。このぐらいの改革できないで日本の財政建て直しはできない。

【日本共産党・志位和夫委員長】
日本は戦後かつてない分かれ道に来ています。野党共闘が大きく前進しているのは希望。野党統一候補が実現しました。それ以外の問題でも15本の法案を国会に出した。日本の政治をよくしていくということを呼びかけたいと思います。

【公明党・山口那津男代表】
ねじれが解消されたのはわずか3年前。やっと政治が安定し始め成果をあらわし始めたが道半ば。見え始めた希望を、家計や個人へ行きわたらせなければいけない。公明は国民一人一人の悩みを聞き、ネットワークを生かす。給付型・無利子の奨学金も大幅に増やす。所得連動型の奨学金ももうけたい。同一労働同一賃金でヨーロッパ並みに正規の8割の水準を目指したい。最低賃金も1000円。安定した政治を自公に期待して。

【民進党・岡田克也代表】
私は時代に対する危機感を非常に持っています。憲法の平和主義が変えられようとしている。海外で武力行使できる国になるという危機感を共有してほしい。国民の生活が破壊されようとしています。子供の6人に1人が貧困という状態を許して良いのか。所得の再配分と成長をどう両立していくかという経済政策に転換しないといけない。メディアは萎縮している。安倍総理は大事なことは国会が終わってから議論している。

【自由民主党・安倍晋三総裁】
政治に求められることは雇用をしっかり作っていく事。未来を掴み取る事ができる日本を作る事。この4月の高卒就職率は24年ぶりの高さ、大卒就職率は過去最高。26万人、8年振りに正規雇用を増やした。この道をしっかり進んで日本を成長させ国民を豊かにするのか。4年前は今より3割中小企業が倒産していた若い人が就職できなかったあの時代に逆戻りするのか。前進か後退か、それを選ぶ選挙。

▼参加党首
自由民主党・安倍晋三総裁、 民進党・岡田克也代表、公明党・山口那津男代表、日本共産党・志位和夫委員長、おおさか維新の会・松井一郎代表、社会民主党・吉田忠智党首、生活の党と山本太郎となかまたち・小沢一郎代表、日本のこころを大切にする党・中山恭子代表、新党改革・荒井広幸代表
 
党首討論の様子は、「Abema TV」でも生中継されている。

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【参院選2016】ネット党首討論(2016年6月19日)
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