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ヘンリー王子「母の死について語ればよかった」 メンタルヘルスの問題を告白

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PRINCE HARRY
Britain's Prince Harry smiles as he visits The Blair Project at Three Sisters Racing Circuit in Wigan, north west England on July 5, 2016.Prince Harry joins school children with special educational needs or disabilities, as they become the first in the country to race their own computer designed race karts using new 3D printing and digital manufacturing technologies. / AFP / POOL / Clint Hughes (Photo credit should read CLINT HUGHES/AFP/Getty Images) | AFP via Getty Images
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「母親のダイアナ妃の死について語らなかったことを後悔している」

イギリスのヘンリー王子が、兄のウィリアム王子と義姉のキャサリンと共に立ち上げたメンタルヘルス慈善団体「Heads Together」のイベントで、母の死で苦しんだ時の気持ちを告白した。

王子が伝えようとしたのは「周りに話すことで、メンタルヘルスの問題を克服しよう」というメッセージだ。

イベントは7月24日にケンジントン宮殿で「“精神的に強い”と考えられているスポーツ選手や、ロイヤルファミリーでもメンタルヘルスの問題を抱える」ということを伝えるために開かれた。元イングランド代表のサッカー選手リオ・ファーディナンドや、自転車レーサーのヴィクトリア・ペンドルトン、元陸上競技選手のケリー・ホームズらが参加した。

ファーディナンドは2015年にがんで妻を亡くした。彼に、母の死について語ってこなかったことを後悔しているか聞かれた王子は「これまで話してこなかったことを本当に後悔している」と答えた。

1997年に自動車事故で母であるダイアナ妃を亡くした時、ヘンリー王子はまだ12歳だった。母親の死について「28歳まで全く話さなかった」という。


左からウィリアム王子、ダイアナ妃、ヘンリー王子(1995年撮影)


左からダイアナ妃、ヘンリー王子、ウィリアム王子(1993年撮影)

「Heads Together」イベントの様子

ヘンリー王子は、BBCに次のように語っている。

「苦しんだっていいんです。そのことを周りに話せる限り。それは弱さではありません」

「弱さとは、問題を抱えながらそれに目を向けず、解決しようとしないことです」

「多くの人たちが、『仕事についていれば、経済的に安定する』『家族がいれば、家がある』と考えています。それさえあれば、問題なく生きていけると考えています」

「リオ・ファーディナンドのような人は『莫大な額のお金を稼ぎ、サッカー選手として大成功していて、高価な車に乗っている人』と見られるでしょう。だけど彼は、若くして妻を失ったことに苦しんでいる人なのです」

「苦しむことは、全くおかしいことではありません。どんな仕事をしているかどうかは関係ないのです」

そして、「私が伝えたいのは、どんな人でもメンタルヘルスの問題を抱える可能性があるということです。ロイヤルファミリー、兵士、スポーツ選手、運転手、母親、父親、子供。誰にだって起きることです」と述べた。

3人の子供がいるファーディナンドは、「ヘンリー王子が体験してきた苦しみを、私の子供たちも経験するかもしれません。彼の経験を聞くことができて、本当に良かったです。私の子供たちがどんな気持ちになるのかを学ぶことができました」と語っている

イギリスのロイヤルファミリーは、メンタルヘルスの問題に積極的に取り組んでいる。キャサリン妃は、2016年2月にハフポストUK版の1日編集者を務めて、子供のメンタルヘルスに取り組む「Young Minds Matter(子どものこころ)」キャンペーンを立ち上げた。

ハフポストUK版に掲載された記事を翻訳・加筆しました。

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ダイアナ妃とウィリアム王子、ハリー王子の幼稚園
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