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音楽専科社が倒産へ 「SHOXX」「Pick-up Voice」が廃刊の危機

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ヴィジュアル系音楽誌「SHOXX」やアニメ声優専門誌の「Pick-up Voice」を発刊していることで知られる音楽専科社(東京都新宿区)が9月20日付けで事業停止し、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンクが報じた。

shoxx
音楽専科社の公式サイト

同社は1966年に設立。かつては、洋楽専門誌「音楽専科」を出版していたが、90年に創刊されたヴィジュアル系バンド専門誌の草分け「SHOXX」、2007年に創刊のアニメ声優専門の情報誌「Pick-up Voice」の月刊誌2誌を主力に展開していた。ミュージシャンやアイドルの写真集、ムックなどの出版も手がけ、主に10~20代の固定ファンに対して情報を発信。98年9月期には年売上高約21億円を計上していた。

しかし、インターネットやスマートフォンの普及による出版不況の影響を受けて業績が悪化。さらに2015年6月に出版取次の「栗田出版販売」が民事再生法の適用を申請したことで、不良債権が生まれた。近年の年売上高は2億5000万円程度にとどまり、雑誌販売の落ち込みに歯止めがかからないことで、事業停止することになった。負債は約4億円の見込み。

現在、音楽専科社には電話が繋がらなくなっている。版元の倒産で「SHOXX」「Pick-up Voice」の2誌は廃刊の危機に陥ることになった。出版社を変えて存続する可能性もあるが、事後処理を担当するシティ法律事務所の植松泰子弁護士は、ハフポスト日本版の取材に対して「まだ決定しておらず、これから検討する」とコメントしている。


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