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「イスラム教徒の入国管理には、戦時中の日系人強制収容が前例になる」トランプ氏支持者が発言

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Ansel Adams
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ドナルド・トランプ次期大統領の支持者で、元アメリカ海軍特殊部隊(SEALs)の作家、カール・ヒグビーは11月16日、イスラム教徒の入国を管理するには「第二次世界大戦中に日系人を強制収容した歴史が前例になる」と述べた。ヒグビー氏はトランプ氏の選挙活動でスーパーPAC(政治資金管理団体)に属していた。

ヒグビー氏はFoxニュースのメーガン・ケリー氏のインタビューで、トランプ氏の政権移行チームがイスラム教徒の入国を登録する制度を検討していることについて尋ねられ、「私たちはイランにもそうしてきたし、第二次大戦中に日本人にもそうしてきた」と語った。

強制収容を示唆するかの発言に対してケリー氏は「強制収容所の時代に戻ると提案しているわけじゃないですよね?」と尋ねると、「前例があると言っただけで、賛成するとは言っていない」と答えた。

ケリー氏が「そんな発言はアメリカ国民に恐怖心を与えないか」と疑問を挟むと、ヒグビー氏は「大統領はまず、アメリカを守る必要がある。そのために、憲法に保護されていない人たちについて私たち国民が理解できるよう何らかの登録を求めるというなら、そして私たちが本当の脅威がどこにあるのか、そしてそれがどこから来るのか特定するというのなら、私はそれを支持する」と持論を展開した。

トランプ支持者のなかには、以前にも第二次世界大戦の日系人強制収容所をイスラム教徒登録の「前例」として引き合いに出している。

移民強硬派で、トランプ氏の政権移行チームのアドバイザーを務めるカンザス州のクリス・コバク州務長官は「イスラム教徒登録の実現を考えていた」と述べた。

大統領選の選挙運動でトランプ氏は、「自分が(第二次大戦の)当時にいたら、日系アメリカ人収容を支持していたかもしれない」と発言している。トランプ氏は2015年12月、タイム誌に発言の真意を「正しく答えるとすると、その時、その場にいたらそうしなければならなかっただろう」と話した。「私はそうした考えは嫌いだが、正しく答えるには、その時、その場にいたらそうしなければならなかっただろう」

トランプ氏は後にイスラム教徒のアメリカ入国禁止を政策に掲げ、その後さらに、国家安全保障の名の下にイスラム教徒を「極めて厳格に審査」することを提案している。

ヒグビー氏はまた、首席戦略官に任命された保守系オンラインニュースサイト「ブライトバート・ニュース・ネットワーク」会長スティーブ・バノン氏の人種差別的な発言を擁護した。「ブライトバート・ニュース」は白人至上主義的で、女性嫌悪や人種主義的な主張を展開している。民主党議員の多くが、バノン氏を反ユダヤ主義、女性蔑視、人種差別主義の推奨者と呼び、トランプ氏に彼との決別を求めた。

「スティーブ・バノンはアメリカ海軍時代、いかなる任務も優秀に遂行した」と、ヒグビー氏は語った。「彼は成功者です。アメリカ政府という世界で最も大きなビジネスを引き受けるようとしているビジネスマンにアドバイスするのに、彼以上の適任者は考えられません」

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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