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秋篠宮さま51歳に 紀子さまと記者会見 天皇陛下のお気持ち表明へ感想も(全文)

2016年11月30日 01時53分 JST | 更新 2016年12月01日 02時01分 JST

秋篠宮さまは11月30日、51歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、妻の紀子さま(50)と東京・元赤坂の宮邸で共に記者会見し、天皇陛下が8月、ビデオメッセージで象徴としての務めに関してお気持ちを表されたことについて「かなり以前から、折々にそういう考えがあることを伺っていた」と明かした。

長男悠仁さま(10)の教育方針について、「きちんとした社会生活を送れるような子になってほしいと、それがまず第一だということを言われたことがあります」と紹介した。

また、長女の眞子さま(25)と次女の佳子(21)さまについては、「これからも活動の幅が広がるかもしれませんけれども、頂いた仕事を一つ一つ真摯に務めていってくれればいいなと考えています」と語り、結婚については、「娘たちの意思をできるかぎり尊重したい」と語った。

宮内庁が発表した記者会見での質問と、秋篠宮さま、紀子さまご夫妻のお答えは次の通り。(記者会見は11月22日)

akishinonomiya

51歳の誕生日を前に記者会見される秋篠宮さまと紀子さま=22日、東京・元赤坂の秋篠宮邸[代表撮影]撮影日:2016年11月22日

――殿下にお伺いします。天皇陛下は8月、「象徴としての務め」についてのおことばを表明され、高齢となった天皇のあり方についてのお考えを示されました。表明に至るまでに、殿下はこうした天皇陛下のお考えをいつどのような形でお聞きになり、実際に表明されたおことばをどう受けとめられましたか。今後、天皇皇后両陛下にどのようにお過ごしになっていただきたいかというお考えもあわせてお聞かせください。

(秋篠宮さま)今年の8月8日、天皇陛下のお気持ちの表明がありまして、当日は家族全員でその時間テレビで流れた映像を見ました。このお気持ちについて、いつ、どのような形でということですが、これは私自身、いつだったかという、はっきりしたこの時という記憶はありません。ただ、かなり以前のことだったと思います。また、どのような形というのも、何かあるときそういう機会をもって話を伺うということではなく、折々にそういう考えがあるということを伺っておりました。それで今年、陛下がそういうお気持ちを話されたわけですけれども、即位されてから、陛下は象徴というのはどのようにあるべきかということをずっと考えてこられてきたわけです。その一方で、ご自身が考えている象徴としてのお務めが、高齢になってそれが果たせなくなる時が来るだろうということも考えておられました。そのようなことから今回のお話になったわけですが、そのお気持ちをできるだけ多くの国民にも知ってもらいたいという考えを持っておられましたが、その一方でやはりこれは憲法にも関係することですし、非常に慎重な対応をしないといけないわけです。そういうことからお立場の責任もありますので、宮内庁長官を始めごく限られた人たちで、随分そのことについて相談をされ、そして内閣の了解も得てお気持ちを表されるということに至ったと私は理解しております。私自身としては、長い間考えてこられたことをきちんとした形で示すことができた、これは大変良かったことだと思いますし、話されるにしても様々な制限がある中で、最大限にご自身の考えを伝えられたのではないかと考えております。

(記者に質問を確認されて)もう一つありましたか。

――今後両陛下にどのようにお過ごしになっていただきたいか。

(秋篠宮さま)今、それこそ有識者の議論が続いておりますので、そのこととは全く切り離して、ということでお話ししたいわけですが、私はやはり以前もそれに少し関連したことを話したかもしれませんが、人間ある一定以上の年齢になった、つまり高齢になった場合には、若くて実際にフルに活動ができていたときにはできないことも多々あるわけですので、できるだけある年齢以上になったら、今までやってみたいと思っていたこと、そういうことをできるだけする時間が取れたらいいなと思っております。例えば、若い頃からずっと続けてこられたハゼの研究であったり、音楽であったり、その他、これは私が「こういうこと」と決めてしまうものではありませんが、そういうものをできるだけ時間を取って過ごしていただけたらいいな、と思っております。そして、やはり何と言っても、お身体からだを大切にして過ごしていただきたいなと思います。

――殿下にお伺いします。今後の皇室や公務のあり方について、政府は有識者会議を発足させ、議論を進めています。天皇陛下に代わって皇太子さまが即位された場合、皇位継承順位は殿下が第1位に、長男の悠仁さまは第2位になられる一方、皇太子が空位となります。皇族方の減少や高齢化が進むなか、殿下は皇室の現状や将来のあり方、ご自身の活動についてどのようにお考えでしょうか。

(秋篠宮さま)皇室の構成は天皇及び皇族になるわけですが、現状からすれば高齢化、そしてまた今は女性の皇族が非常に多く、結婚すれば皇族ではなくなります。そういうことから、今の活動をそのまま今後も、なかなか表現としては難しいのですが、その量を同じようにできるかというと、私はそれは難しいと思います。ということはやはり、その何年後とかいうことは全く除外して、将来的にその時にいる、それからまた活動ができる皇族ができる範囲で公的な仕事を行っていくということになるのではないかと思います。そして私自身も今まで、例えば高齢になった方や、薨こう去された方がしておられたお仕事を引き継いだものもあることはありますけれども、数としては決して多くはありません。ですから、これから先私の活動がどういうふうになっていくかということは、今の段階ではまだ自分の中でも分かりません。一方、将来の皇室の在り方というのは、これ自体はやはり制度にも関わることになります。そのようなことですので、今私から将来の在り方ということについてお話をすることは控えたいと思います。

――両殿下にお伺いします。悠仁さまが10歳の節目を迎えられました。10年間を振り返り、成長ぶりや現在の関心事、中学校以降の進学先など今後の教育方針についてお聞かせください。また、皇位継承者として悠仁さまのお立場が注目されていますが、これから学び経験してほしいことや、皇統に連なる悠仁さまの教育について天皇陛下から示されたお考えがあれば、あわせてお聞かせください。

(秋篠宮さま)私が先に話しましょう。長男が今年の9月で10歳になりまして、その成長ぶりがどうかということですけれども、毎日のように接していると、成長というのが連続的ですので、なかなか私自身は分からないところがありますが、最近は以前に比べて、一緒に話しているときの話題というかテーマが増えたなという印象があります。例えば1年前、もうちょっと前くらいですかね、長男の好きな虫の話であるとか、そういうことが多かったわけです。それが少しずつ今度は、そういうものが生息する環境について、どういう環境がふさわしいかとか、そういう話が出るようになってきました。一方長男は、彼が知らない時代、少し前の時代の人々の暮らしとか道具とか、そういうものにも関心があるようで、よくそのことについて私に聞きに来ることがあります。例えば身近な話題で言うと、長男が知っているのはほとんど、例えば写真機などはデジタルの時代です。スチールもそうですし、ムービーもそうですけれども、ただそうすると今度はフィルムの頃のことに関心が出てきているようで、それで私も若い頃そういうのを好きだったもので、実物も持っていますので、そういうものを見せながら、例えば今であればかなり長時間映像を撮ることができるけれども、昔だったら家庭で使うものが本当に3分くらいしか撮れなくて、それをつなぎ合わせて編集してという、そういう作業をして一本のストーリーにしたんだというようなことを、実際にやるわけではないですけれども、昔のものを見せながら話をするなど、そういうことが随分増えてきたように思います。

(紀子さまにお向きになって)そのほか何かありますか。

(紀子さま)(秋篠宮さまにお答えして)いつ頃だったでしょうか。何か宮様が大学生の時に聴いていらっしゃった音楽のテープを見つけて……。

(秋篠宮さま)カセットじゃなくて。

(紀子さま)(うなずきながら)カセットテープですね。

(秋篠宮さま)カセットテープ。CDとかではなくてカセットテープ。

(紀子さま)はい。

(秋篠宮さま)それでまた音の違いなどを認識したりして、まずそれを楽しんでいるのですが、そういうようなことが、私からすると大分話が広がってきたなというふうな、ほかにもまだありますけれども、印象としてあります。

(記者に質問を確認されて)それから、今幾つかあったので。その都度言っていただくと。

――皇位継承者として悠仁さまのお立場が注目されている中で、これから学び経験してほしいこと、それから陛下から示されたお考えについてお聞かせ願います。

(秋篠宮さま)学び経験してほしいこと、若干自分自身のこととも重なるのですが、私は割と若い頃、比較的日本の各地いろいろな所に行って、そこの土地土地の文化に触れるという機会がありました。そのことは今、意外と私自身のふだんの生活というか、ふだん人と接したり、外国に行ったり、海外からお客様が来てお話ししたりするときに、意外と役に立っているんですね。それでいろいろな場所を見ることによって、それぞれの地域の文化の非常に近い点、それから異なっている点など、これを理解できるようになって、もちろんちゃんと理解しているかというと怪しいのですけれども、ある程度は分かることができて、それは私自身にとって非常に良かったなと思っております。そのようなことから、できれば長男にも、もちろん海外も大事ですが、日本の国内のいろいろなその文化に触れる機会を持ってもらえたらいいなと思いますし、またそれも含めて、幅広い事柄に関心を寄せてくれたらと思っております。

――悠仁さまの教育について陛下から示されたお考えがあれば。

(秋篠宮さま)それほど多くはありませんけれども、これは私と家内で共通しておりますけれども、(陛下から)言われたこととして、きちんとした社会生活を送れるような子になってほしいと、それがまず第一だということを言われたことがあります。

(紀子さまにお向きになって)あなたの番だね。

(紀子さま)はい。長男の悠仁は、早くも10歳になりました。誕生してから段々に成長して、今は自分で考えて行動するようになり、少年になったと感じております。

小さい時から昆虫に関心を持っていた長男は、様々な生き物が暮らせる環境を作りたいと考えるようになって、お米作りをよく知っている方から教えていただき、小さな田んぼを作り始めました。こうして長男は、例えば、この春には、「今度の休みの日に田植をするから、9時半頃に来てね。」と誘ってくれました。当日、9時半頃そこに行きますと、長男は準備して待っていてくれました。以前は、私が長男に「そろそろ幼稚園に行く時間ですよ。」と言っていましたのが、今は自分が決めた目標を達成するために計画を立てて、そして私たち家族に協力してくれるようにお願いして、そのような姿を感慨深く思っております。また、「田んぼに、ヤゴがいたよ。」とうれしそうに教えてくれたり、「もうじき稲の収穫時期だから、その時にまた手伝ってね。」と声をかけたりしてくれました。

学校では、生徒がお互いの話に耳を傾けながら自分の意見を述べていくという時間があります。家でも、娘たちが話しているときにそばで「うん。うん。そう思う。」と相づちを打ったり、また「それはこう思うよ。」と自分の考えを述べたりするようになりました。

先ほど宮様が話されましたように、昔の暮らし、そして、特に昔の子どもたちの学校生活や遊びについても関心を持っています。私たちの小学校時代のことを聞いてくることもあります。例えば、給食はどのようなものだったとか、いろいろとあります。

それから、今後のことにつきましては、長男の成長を見守り、丁寧に見極めつつ、よく話し合って柔軟に考えてまいりたいと思います。これからも、学校の学びや経験を大事にしながら、人との関わり合いの中で、相手の気持ちを思ったり、自然の中で体験をしたりなどを通して、様々な可能性が育っていくように願っております。

(秋篠宮さま)(記者に質問を確認されて)何か今言い忘れてないですか。私が質問に何か答えていないことがありましたか。

――悠仁さまのご進学について。

(秋篠宮さま)家内が今、今後のことは柔軟に考えてというふうに話しましたが、私も
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