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「ブラック企業大賞2016」ノミネート、電通など10社 ジャニーズ事務所は見送り

2016年12月02日 02時39分 JST | 更新 2016年12月02日 02時39分 JST

パワハラや残業代未払いなどの法令違反での労働を従業員に強いている企業を選ぶ「ブラック企業大賞2016」のノミネート企業が12月1日、発表された。候補に名前があがったのは、電通やドン・キホーテ、佐川急便など合計10社。インターネットでの一般投票などを経て、12月23日の授賞式で大賞が発表される予定だ。

ブラック企業大賞は、日常的に労働相談に取り組んでいる弁護士や市民団体、ジャーナリストなどでつくられた実行委員会によって実施されている。

実行委ではブラック企業の定義について「労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を意図的・恣意的に従業員に強いている企業」「パワハラなどの暴力的強制を常套手段として従業員に強いる体質を持つ企業や法人」と決めている。そのうち、裁判や行政処分などで問題があると明らかになった企業をノミネートしたという。

実行委の佐々木亮弁護士は、「現在までの20年間でブラック企業は確実に増加した」と指摘。また、特に人手不足傾向にあるここ数年で、労働者から多く寄せられる相談は、リストラなどから「退職させてもらえない」あるいは「入社したら条件が違っていた」などへと「質が変化している」と指摘した。

■「ジャニーズ事務所」は見送り

一方で、実行委員会の内田聖子氏(アジア太平洋資料センター事務局長)は、アイドルグループ「SMAP」の解散騒動を受けてファンなどから「ジャニーズ事務所をノミネートしてほしい」という要望を、ハガキやメールで100通以上受け取ったと明かした。

内田氏は「SMAPに限らず芸能界のタレントと事務所の労働問題であると認識している」と話したが、「裁判や行政処分などで問題があると明らかになった企業」などの選定理由と照らし合わせて、ノミネートは見送ったとした。

■ノミネートされた10社

ノミネートされたのは以下の10社。各社の選考理由は実行委サイトで発表されている。

株式会社エイジス(棚卸し代行業者)

株式会社電通(広告代理店)

株式会社ドン・キホーテ(ディスカウントストア)

株式会社プリントパック(印刷サービス)

関西電力株式会社(電力)

佐川急便株式会社(運送)

サトレストランシステムズ株式会社(「和食さと」など飲食店)

宗教法人・仁和寺(京都市の真言宗御室派の総本山寺院)

ディスグランデ介護株式会社(デイサービス「茶話本舗」FC企業)

日本郵便株式会社(郵便事業)

発表は今年で5回目。2015年は6社がノミネートされ、コンビニ大手の「セブン-イレブン・ジャパン」が大賞に選ばれた。2014年は「ヤマダ電機」、2013年は「ワタミフードサービス」、2012年には「東京電力」が大賞に選出されている。

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