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メルケル首相、ドイツ国内でのブルカ、ニカブの着用禁止を支持

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angela merkel

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は12月6日、エッセンで開かれた与党ドイツキリスト教民主同盟(CDU)党大会で、難民や移民の受け入れを厳しくするとともに、ドイツ国内でイスラム教徒の女性が身につけるニカブ、ブルカの着用禁止を支持すると表明した。

ニカブはイスラム教徒の女性が着用するベールで、目以外の顔と髪を覆う。ブルカは女性が頭からかぶって全身をおおうように着る、マントのような衣服で、ニカブと異なり、目の部分も網状の布などで隠す。

「顔全体を覆うヴェールを私たちの国で認めることはできません」と、CDU党大会で首相は聴衆に語った。「法の規制が可能な限り、禁止されるべきです。私たちの法律は社会儀礼や、部族や家族間のルール、そしてシャーリア(イスラム法)より優先されます。このことは明確に説明していく必要があります。人とコミュニケーションするときは、顔を見せることが重要なのです」

メルケル首相は2000年からその座に就いていたCDU党首へ再選を果たし、首相として4期目を目指す2017年秋の連邦議会選挙に備えている。

メルケル首相が47分間も演説でしゃべり続け、聴衆から最初に拍手を受けたのがブルカ禁止の宣言だったなんて想像できるだろうか?

「これは真の新たな一歩です」と、ドイツ副金融相のイェンス・スパーンはブルームバーグのインタビューで語った。

トーマス・デメジエール内相は、ニカブやブルカの禁止は2017年8月からになるという見通しを示した。

顔全体を覆うヴェールは「我々の開かれた社会には適さない」と、デメジエール内相は報道陣に語った。「顔を見せることは、私たちの社会に住み、ともに社会を守っていく上で重要です。顔を見せることがきちんとした意味を持つ場所では、それをルールにしておきたいのです。そして、ルールを守らない人にはその結果がどうなるかを知ってもらわなければなりません」

ドイツ国内のイスラム教徒の人口は近年増加を続けており、特に2015年以降、移民や難民の流入により100万人を超えている。

移民反対を訴えるイギリス独立党の党首で、EU離脱を主導したナイジェル・ファラージ氏は、Twitterで即座に反応した。

遅すぎる。馬はもう走り出している。

フランスは2011年にヴェールの完全禁止法案を可決している。それ以来、ベルギーブルガリア、そしてスイスの一部も追従した。オランダ下院議会も11月28日、部分的に禁止する法案を可決した。

メルケル首相は党大会で、2015年に起きたような大規模な移民の流入は「二度と繰り返されるべきでない」と語った

スパーン副金融相は、「ドイツは難民が戦争地域や迫害から逃れることができるよう支援を続ける」とコメントしたが、「すべての移民を助けることはできない」とも述べた。

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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