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「すべり止めの砂」込められた先輩からの思い。JR西日本が受験生に無料配布

2016年12月27日 20時33分 JST | 更新 2017年01月11日 00時30分 JST
JR西日本旅客鉄道株式会社

JR西日本が受験シーズン前の2017年1月9、10日の2日間、『受験生応援プロジェクト』と題した企画を行い、奈良駅や伊賀上野駅など関西本線の4駅で「すべり止めの砂」3200個を受験生らに無料配布する

このプロジェクトで配られる「すべり止めの砂」は、かつて関西本線を走行していた100トン以上のSLが勾配を走る際に、車輪が空回りしないよう「すべり止め」に使われていた。前年に志望校に合格した学生たちから返却された砂も混ぜ込み、奈良市内の神社で祈祷したものを社員がひとつひとつ袋詰めして配布するという。

■『受験生応援プロジェクト』発足の経緯や反響は?

受験シーズン直前に実施される本企画について、担当者に電話取材した。

——どういった経緯でこのプロジェクトが発足したのでしょうか?

奈良駅の運転士、車掌、駅員の3者が一丸になって思いついた企画です。2012年から始まり、今回で5回目の実施になります。

——受験生であれば誰でももらえるのでしょうか?また、過去にどれくらいの反響がありましたか?

受験生はもちろん、ご家族の方が合格祈願で受け取りに来る場合もあります。2016年1月に実施した際も、2017年に用意する3200個と同じ数を受験生らに配布しましたが、ほぼ全てなくなりました。

——過去に砂を受け取った受験生からの反響はどうだったのでしょうか?

実際に志望校に合格したという声をいただきました。合格者たちから返却された砂はこちらから呼びかけて集まったものではなく、学生やご家族のみなさんが自主的に返却してきてくれたものです。「来年も受験生が合格しますように」というひと言を添えて返却をしてくださる方もおり、ご利益も期待でき、受験を控えた学生たちにとって良いゲン担ぎになると考えています。

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志望校に合格した学生や、その家族から返却された砂が入った便せん。「ありがとうございました」というお礼のひと言も添えられている。(2016年1月撮影)

——南海電鉄でも、和歌山県の学文路駅で「すべらない砂」付きの入場券を販売するなどしていますが、この取り組みと本企画に関係はありますか?

南海電鉄さんの取り組みとは一切関係ありません。この企画自体も、奈良駅の運転士らが独自で思いついたものです。

——実際に合格した大学名なども聞いていたら、教えていただけないでしょうか?

「すべり止めの砂」を配布している駅単位で、この大学に合格したなどの声を頂戴したという話を伺っています。実際の大学名については、プライバシーも関わることなのでお答えするのは難しいです。

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2016年も計3200個の「すべり止めの砂」が無料配布され、多くの人が集まった。

■「すべり止めの砂」はどこでもらえる?

受験生を応援したいという思いの元発足したこのプロジェクト。「すべり止めの砂」は、下記4駅で2日間に渡って無料配布される。

【2017年1月9日(月)】

王寺駅(中央改札付近) 午前10:00〜午後2:00  750個配布

奈良駅(改札付近)   午前10:00〜午後2:00  750個配布

【2017年1月10日(火)】

王寺駅(中央改札付近) 午後3:00〜午後7:00   750個配布

奈良駅(改札付近)   午後3:00〜午後7:00   750個配布

伊賀上野駅(改札付近) 午前7:30〜午前10:30   100個配布

柘植駅(改札付近)   午後0:30〜午後3:00   100個配布


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