【森友学園】籠池氏が安倍昭恵夫人側から受け取ったFAX全文を公表 「財務省に多少の動きを」に自民議員は「疑念」

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AKIE
時事通信社
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学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長への証人喚問が、3月23日に衆・参両院の予算委員会で行われた。午後の衆院予算委員会では籠池氏が、安倍晋三夫人、昭恵さんの秘書(夫人付きの官僚)から受け取ったとする2015年のFAXの内容を読み上げた。民進党の枝野幸男議員の質問に答えた。

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籠池氏によると、受け取ったのは2015年11月、差出人は経済産業省から内閣官房総務官室に出向している安倍昭恵さんの秘書だった。国有地の借地契約の期間を10年から長くしてもらおうと、昭恵さんに電話で依頼したが繋がらず、留守電になっており、昭恵さんに代わって送られてきた返事だったという。

一方、菅義偉官房長官はこのFAXについて、記者会見で籠池氏側から秘書への陳情書に回答したもので、昭恵夫人による口利きやあっせんにあたるものではないとの考えを示した。

菅氏は「事実関係は、籠池氏の証言と異なる」などとコメント。財務省側の説明として、FAXは籠池氏から昭恵夫人側に問い合わせた内容への回答ではなく、籠池氏側から昭恵夫人秘書に対して10月26日付の陳情書が送られ、その内容に対応したものだったと説明した。

財務省側は回答について、「法令や規約に基づく対応を説明したものであり、何れにせよ国有財産に対する一般的な内容であり、籠池氏から直接問い合わせがあっても、同様の対応をする」と説明したという。

読み上げたFAXの内容は以下の通り。

時間がかかってしまい申し訳ございませんが、財務省本省に問い合わせ、国有財産審理室長から回答を得ました。
大変恐縮ながら、国側の事情もあり、現状ではご希望に沿うことはできないようでございますが、引き続き、当方としても見守ってまいりたいと思いますので、何かございましたらご教示ください。
なお、本件は昭恵夫人にもすでにご報告させていただいております。
(中略)

4)工事費の立て替え払いの予算化について

一般には工事終了時に精算払いが基本であるが、学校法人森友学園と国土交通省航空局との調整にあたり、「予算措置がつき次第、返金する」旨の了解であったと承知している。平成27年度の予算での措置ができなかったため、平成28年度での予算措置を行う方向で調整中。

その後の記者会見で籠池氏が記者に配布したFAXの現物はこちら。
fax3
fax2

■安倍首相は昭恵夫人を「私人」と主張

安倍首相は3月1日の参院予算員会で、昭恵夫人について「私は公人だが、妻は私人だ」との立場を表明し、追及されることへの不快感を表明してきた。しかし、このFAXの内容が真実であれば、籠池氏から昭恵夫人への依頼について、公務員が回答していたことになる。

この証人喚問での発言に続く、枝野議員と籠池氏とのやり取りは以下の通り。

枝野:まさに安倍昭恵さんが、自分が頼まれたことについて、公務員にお願いをしている。安倍総理が従来発言していたことと違う。念のため、事実と違えば偽証罪に問われる。間違いないものか。

籠池:間違いありません。

枝野:谷秘書を通じていつもやり取りしていたのか。

籠池:直接昭恵さんにご連絡することもあったが、谷さんともご連絡をやり取りしていた。

また、安倍昭恵さんとのやり取りについて、籠池氏は「(昭恵夫人に)封筒の中に金子を入れて渡した」「昭恵夫人は政治家的(な存在)」「財務省に多少の動きをかけていただいた」とも述べた。

一方でこうした籠池氏の話に対して、葉梨康弘議員(自民)は「籠池さんが本当のことを言っているかどうかは相当疑念がある」と指摘している。

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