辻元清美氏、籠池理事長夫人のメール内容は「デマ」 3回目の抗議

民進党と辻元清美衆院議員が「事実に反する」と主張した。
時事通信社

3月24日に公開された安倍昭恵・首相夫人と、森友学園の籠池泰典理事長夫人・諄子氏のメールのやりとりを巡り、民進党と辻元清美衆院議員が「事実に反する」と主張した。

メール全文は、自民党の西田昌司・参院議員が、昭恵氏から入手した記録として公表した。その中に3月1日の内容として「辻元清美が幼稚園に侵入しかけ 私達を怒らせようとしました」「嘘の証言した男は辻本と仲良しの関西生コンの人間でした」(原文ママ)との記載があった

これに対し、辻元氏は24日に民進党役員室のコメントを公式サイトに掲載。「そもそも同議員は塚本幼稚園の敷地近くにも接近していません。このことは、周囲にいた多数のメディア関係者を含め、皆が確認しているところです」「辻元清美議員が、作業員を下請け業者に送り込んだとされていますが、これも全くの事実無根」と反論した。

辻元氏は森友学園を巡る民進党の調査チームの一員として、2月28日に森友学園が開校予定だった「瑞穂の国記念小学院」(大阪府豊中市)や、森友学園が運営する塚本幼稚園(大阪市淀川区)などを視察した。それについて、「保守の会」会長の松山昭彦氏が「辻元清美が勝手に幼稚園の中に入ろうとした」とブログで記述。籠池理事長も3月9日に公開した動画で「辻元清美さんあたりは、もう少しで、この、園の中まで入ってこようとしました」と主張していた。

辻元氏はこれらの情報が出るたびに、自身のサイトで2回にわたって「悪質なデマ」と否定しており、今回で3回目となる。

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