「レイプ犯は被害者と結婚すれば無罪」レバノンの法律撤廃を訴える抗議のパフォーマンス(画像)

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レバノンでは、レイプ犯が被害者と結婚すれば無罪になると刑法522条で定められている。

活動家たちは、このレイプ法を撤廃するよう、議員たちに訴え続けている。

4月22日、首都ベイルートの海岸線に沿って、レバノン人の彫刻家ミレイユ・ハネイン氏が創作した紙製の31着のウェディングドレスがロープでつるされた。刑法522条に反対する16日間にわたるキャンペーンの一環として設置されたものだ。

国会では5月15日、この法を廃止するための採決をする。

「この刑法522条は、石器時代の産物です。現代人が話し合うにはもう時代遅れです」と、レバノン女性省のジャン・オグサビアン大臣はAFP通信に語った。「レイプされた上に監獄に売られることが、女性にとって適切とは言えません」

レイプ犯が犠牲者と結婚すれば無罪になる法に抗議するため、ベイルートでロープにつるされたウェディングドレス

中東・北アフリカでの男女平等を推進するNGO「ABAAD」のアリア・アワダ氏はAFP通信に、31着のドレスが象徴する意味を説明した。

「1カ月は31日あります。毎日、強姦され、レイプ犯との結婚を強制される女性がいるかもしれません」と、アワダ氏は語った。

アワダ氏はハフポストUS版が2月に行ったインタビューで、未婚の女性がレイプされ裁判になると、裁判官は家族の名誉を守るため、決まってレイプ犯と結婚するよう少女に和解を働きかけるという。

「裁判官、少女の家族、そしてレイプ犯の3者全員が結婚に同意しなければなりません」と、アワダ氏は述べた。

ヒューマン・ライツ・ウォッチの中東における女性権利の研究員ロスナ・ベグム氏は、この法律は、レイプ犯と暮らさなければならない女性たちや少女たちへの2度目の暴行だと語った。

「レイプ犯の処罰を確実にし、レイプ被害者を支援する社会的支援を推し進めることで名誉を守るべきなのです。被害者に汚名を着せるべきではありません」と、べグム氏は指摘した。

国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、被害者と結婚すればレイプ犯が無罪になる法律を撤廃する国の数が、近年増えていると指摘する。フランスとペルーは同様の法律を1990年に撤廃した。コスタリカは2007年、ウルグアイも2006年に法律を廃止した。

2016年12月、レバノンの行政司法委員会がこの法の廃止で合意した。サード・ハリーリー次期首相は以前、刑法522条の廃止を「全面的に支持する」と表明している。

「被害者と結婚すれば強姦罪の罰金を免除するという522条を行政司法委員会が廃止することに全面的に支持します。私たちは今、議会採決に向け、『文明化』のプロセスが完了するのを待ち望んでいます」

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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