ディズニーランド「最初の地図」が7900万円で落札 ウォルトが同僚と構想したときはこうだった。

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「ディズニーランド」の最初の地図が6月25日、アメリカのオークションで70万8000ドル(約7900万円)で落札された。1953年に、ウォルト・ディズニーとイラストレーターのハーブ・ライマンによって制作されたものだ。AP通信などが報じた。

オークションを主催したのは、カリフォルニア州のヴァン・イートン・ギャラリーズで、100万ドル(約1.1億円)の値段がつくのではないかとの予想もあった

ギャラリー公式サイトによると、地図は、カリフォルニア州のディズニーランドがオープンする前の1953年9月26〜27日の間に作成された。ディズニーランド設立資金を集めるために、地図が必要だったという。

ディズニーは、妻のリリーに「なんで遊園地なんてつくるの?遊園地なんて、散らかっていて汚いじゃない」と質問されたと、クリエイティブディレクターの細田高広氏が著書「未来は言葉でつくられる」( ダイヤモンド社)の中で紹介している。これに対してウォルトは「そこがポイントなんだ」と回答。家族とともに世界中の遊園地を訪れたが、満足できる場所がなかったため、自分で作ることを考えたのだという。

ウォルトは自分の構想をライマンに話し、まる2日かけてライマンが地図に描いた。翌月曜日には、ウォルトの弟ロイが、資金調達のプレゼンテーションに使用した。最初の地図は、黒い線のみで描かれたもの(下図)だったが、その後、着色された。

当時の地図には、眠れる森の美女の城の見取り図や鉄道などが描かれていた。現在トムソーヤの島がある辺りには、「ミッキーマウス・クラブ」なるものも描かれている

disneyland
参考:2017年現在のカリフォルニアのディズニーランド・パーク地図(ディズニー公式サイトより)

ウォルトは1955年3月、従業員であり友人のグレネード・カラン氏に、このオリジナルの地図を贈った。このとき既に建設が終わっていたディズニーランドは、オリジナルの地図とは異なる施設が作られていたため、オリジナルの地図は必要なかったのだった。

そして約40年前に、ディズニーアイテムのコレクターであるロン・クラーク氏がカラン氏から譲り受けた。今回クラーク氏は70歳の誕生日が近づいたことから、別の所有者に地図を譲りたいと考えたのだという。

買い手は明らかにされなかったが、地図は新しい所有者の手に渡ることになる。ヴァン・イートン・ギャラリーズのオーナーは、「私たちはこの地図が、これまでずっと高く評価され、大切にされ続けていることに感激しています」と述べた。


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