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サントリー広報「炎上させる意図は全くなかった」 PR動画『絶頂うまい出張』について直接聞いた

2017年07月10日 17時02分 JST | 更新 2017年07月14日 14時29分 JST
suntory

サントリービールの新商品のPR動画に批判が殺到し、7月7日に動画を公開中止にした問題について、サントリーホールディングスの広報担当者は「炎上させる意図は全くなかった」とコメントした。

問題となった動画は『絶頂うまい出張』。7月4日に発売されたビール系飲料「頂(いただき)」をPRするため、7月6日から特設サイトに掲載されていた。北海道、東京、神奈川、愛知、大阪、福岡の6都市への出張で出会ったと思われる女性と居酒屋でいるという設定。「頂」を飲んだあと、その美味しさに女性が『コックゥ〜ん!』という官能的な声でうっとりするという内容だった。

この動画に対してネット上では「セクハラです」「品性下劣なCM」「気持ち悪い」と非難することが相次いだ。これを受けてサントリーは7日午後7時半に動画の公開を中止した。7月6日9時に公開してから、わずか1日で非公開になった。特設サイトで以下のような告知が出た。

「絶頂うまい出張」については、視聴されたお客様からのご意見を受け、公開を中止いたしました。今回皆様からいただいたご意見を真摯に受け止め、今後の宣伝活動に活かして参ります。


■サントリー広報担当者「炎上させる意図は全くございません」

ハフポスト日本版は7月10日、サントリーホールディングスの広報担当者に、どのような意図で動画を制作したのか問い合わせた。その際のやり取りは以下の通り。

――今回の動画についてインターネット上や、弊社が取材した消費者や学識者からは、女性の「コックゥ〜ん!」という声や表情、カメラワーク、会話の内容などから性的なメタファーを感じるという声が出ています。そうした性的なメタファーを動画中に入れ込むという制作意図はあったのでしょうか?

新発売した「頂〈いただき〉」のおいしさを、ご当地グルメや方言と合わせて全国のお客様にお伝えする意図で制作したもので、ご指摘のような制作意図はございませんでしたが、結果として制作意図に反し、視聴された一部のお客様のご気分を害する結果となり、深くお詫びいたします。

――今回の動画ではどのようなことを顧客/視聴者に伝えたかったのでしょうか。

新発売した「頂〈いただき〉」のおいしさを、ご当地グルメや方言と合わせて全国のお客様にお伝えする意図で制作しました。

――この動画は特設サイトのみで公開される予定でしたか。それともテレビCMやウェブ広告で利用する予定だったのでしょうか。予定していた利用範囲について教えてください。

サイトでの公開に加え、YouTubeやSNSへの出稿を予定しておりました。

――今回の動画に対して貴社や代理店の方などにメールや電話などで顧客/視聴者からの意見はありましたか?

弊社の企画意図と反したさまざまなご意見を頂戴しました。

――今回の動画を非公開にした理由を教えていただけないでしょうか

弊社の企画意図と反したさまざまなご意見を受け、7月7日(金)19時半に速やかに公開を中止しました。

――今回のような反応を想定していましたか? 動画が公開されるまでのチェック体制や、今後の再発防止策について教えてください。

動画に関して企画意図が適切に伝わる内容か事前にチェックをしておりましたが、今回のようなお客様のご意見は想定しておりませんでした。しかしながら、視聴された一部のお客様のご気分を害する結果となり、深くお詫びいたします。今後はチェック体制をより強化して参ります。

――今回の動画は「炎上狙い」だった可能性を指摘するメディアもあります。そうした意図はあったのでしょうか?

そのような意図は全くございませんが、視聴された一部のお客様のご気分を害する結果となり、深くお詫びいたします。

――今回の動画はYouTube内で視聴できるほかの動画の前に再生される「インストリーム広告」としても配信されましたか/配信される予定でしたか?

YouTube内でスキップ可能な「TrueViewインストリーム広告」には出稿しており、動画再生数は全体で27000回で、その中に含まれています。強制視聴型の「インストリーム広告」には出稿しておりません。

【UPDATE】インストリーム広告として出稿していたとの回答が追加でサントリーから寄せられたので加筆しました。(2017/07/10 18:22)