これからの経済

東京モーターショーとNewsPicksが異色コラボ。既存メディアではなかった理由は?

トークショーを連日開催、プレゼン審査も

2017年09月21日 17時10分 JST | 更新 2017年09月21日 17時31分 JST
Kenji Ando
「第45回東京モーターショー2017」の記者会見

10月25日~11月5日に東京ビッグサイトで開催される「第45回東京モーターショー2017」で、ニュースサイト「NewsPicks(ニューズピックス)」がテーマ展を手がけることになった。

9月21日、日本自動車工業会(自工会)が都内で開いた記者会見で明らかにした。東京モーターショーが、ネットメディアと大々的にコラボするのは異例だ。

■「THE MEET UP」とは?

NewsPicksが手がけるのは、3つの主要なテーマ展示のうちの一つ「THE MEET UP —モビリティの未来を語ろう—」。

自動車業界の未来やモビリティの未来について、最前線で活躍する有識者やビジネスリーダーらの徹底的な討論会を実施。佐々木紀彦編集長の司会進行で、6つのテーマのトークショーを連日開催。その模様はNewsPicksで動画配信、記事化するという。

Kenji Ando
東京モーターショーの会見より

さらに最終日となる11月4日には、他業界のベンチャーからビジネスアイデアを募集するプレゼンテーションイベントの決勝を実施。自動車メーカー5社による審査のほか、NewsPicksでニュースにコメントをつける専門家「プロピッカー」が審査するNewsPicks賞がある。

優勝者にはプロピッカー限定のクローズドイベントに招待するほか、記事でその後の活動も含めて紹介。250万円相当のレポート記事を2018年に掲載する予定だ。

■異例コラボの背景は?

NewsPicksとコラボする背景には何があるのか。自工会・モーターショー特別委員会でテーマ展を担当する山本昭雄氏(トヨタ)は、会見で以下のように語った。

NewsPicksさんは今までのメディアと違うところに力を持っています。

入場者を増やす上では、普通のメディアではなくインターネットを使って見ていただくことを、しっかり開拓していかないといけない。

今回の入場者のターゲットは、今までの車好きの人から、ITが興味ある人や車が高くて買えない若者にも広げたい。

そういうとき、NewsPicksさんの力が我々の方向性と非常にマッチしたので、力を借りました。

現代ビジネスによると、第1回東京モーターショーは1954年に実施。今回で63年目を迎えるが、来場者数はバブル期の201万8500人をピークに減少傾向だ。前回の2015年には、81万3000人と全盛期の4割程度だった。

「若者の車離れ」がささやかれる中で、ニュースサイトとコラボして幅広い層に来場してもらう狙いがありそうだ。

東京モーターショー2015のコンパニオン