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エッフェル塔が“巨大な鏡”で逆さまに?パリ高層ビルの改修計画案がすごい

2024年パリ五輪に向けた改修だ。

2017年09月22日 12時39分 JST | 更新 2017年09月22日 12時39分 JST
MAD ARCHITECTS

フランスの首都・パリの象徴的な――そしてあまり愛されていない――モニュメント、トゥール・モンパルナス(1973年完成)が、近々改修されようとしている。

2024年に開かれる第33回夏季オリンピックに向けて、パリでもっとも高いこの高層ビルは「地上210mの茶色いモノリス」という異名を捨て、庭付きガラス張りの巨大建造物になる予定だ。

AFP/Getty Images
現在の「トゥール・モンパルナス」と周辺の様子

そこで新たな案として浮上しているのが、タワーを全面ガラス張りにする計画だ。

この革新的なプロジェクトを提案したのは、中国の建築スタジオ「MAD architects」。

公開された模型では、タワーは全面に光り輝く芸術的なインスタレーションを備えて、まるで巨大な鏡のような様相を呈している。

またこの計画が実現すれば、凹レンズの反射原理を利用した視覚トリックによって、パリの街並みが高層ビルに上下逆さまに写ることになる。

MAD ARCHITECTS

タワーの足元に空が現れ、反対にパリの通りやエッフェル塔などの建物がタワーの上部に浮かび上がるのだ。

「MAD architects」のディレクター、馬岩松(マ・ヤンソン)さんはプロジェクトについてこう説明している。「トゥール・モンパルナスはパリの街中でもひときわ目立っています。今現在、この建物とその歴史的価値を崩壊させることはできません。しかし人々とタワー、そして周囲の環境が共存し対話するための方法を見直し、熟考するための、新たな外観を打ち立てることはできます」

MAD ARCHITECTS

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とはいえトゥール・モンパルナスの「ガラス張り」計画は、2016年6月に始まった建築コンクールを勝ち抜いたわけではない。総額費用およそ3億ユーロ(約400億円)と見積もられているこの改修工事は、オリンピックが開かれる2024年までに完了しなければならない。

ハフポスト・フランス版より翻訳・加筆しました。