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「第3の性」認める法改正へ ドイツ憲法裁が国に命じる

「第3の選択肢」が実際に公的文書でどのような表現になるかは、まだ決まっていない。

2017年11月09日 14時52分 JST | 更新 2017年11月09日 15時05分 JST

ドイツの連邦憲法裁判所は11月8日、国に対して「男性」「女性」以外に「第3の選択肢」を認めるための法改正を命じる判決を出した。連邦議会は2018年末までに、出生届の選択肢に第3の性を含める新たな法律を可決しなければならない。

訴訟では、生まれつき男性と女性両方の身体的特徴がある原告が、戸籍に登録された性別を、「inter/diverse(中間/多様)」もしくは「diverse(多様)」に変更することを求めていた。原告は戸籍に女性として登録されたが、染色体分析では男性でも女性でもないとの結果が出ていた

出生届を出す際に、両親は子供の性別を入力する欄を空白のままにしておくことができるようになった。この決定がなされる以前のドイツでは、男女両方の身体的特徴を持つ人たちが、激しい痛みが伴い、かつやり直しの効かない性別変更手術を強いられていたという。

今回の判決は、すでに性別が登録されている成人に対して、変更を認める内容。この「第3の選択肢」が実際に公的文書でどのような表現になるかは、まだ決まっていない

■他の国々ではどのようになっている?

既にインドやデンマーク、オーストラリア、ニュージーランド、ネパールなどの国々では第3の性が認められており、オーストラリアのパスポートでは第3の性が「X」と表記される

カナダは8月に、男性でも女性でもない性別を「X」と表記するパスポートの発行を開始。6月には性別が未確定な新生児のために"unspecified(未指定)"などを意味する「U」と記載された健康カードも発行した。

「第3の性」について訴える団体