『ゆめにっき』14年を経てリメイク。伝説の不条理ゲームが3D化? ファンからは「ドットだから雰囲気が出るのに…」の声も

個人制作のゲームなのに、独特の世界観にハマる人が世界で続出

不条理な世界観で知られ、カルト的な人気を誇るフリーゲーム「ゆめにっき」のリメイク版が2月23日に発売されることになった。

「ゆめにっき」リメイク版の公式サイトより
「ゆめにっき」リメイク版の公式サイトより
http://yume-nikki.com/

■ゆめにっきとは?

ゆめにっき」は、ききやまさんが作成したWindow向けのフリーゲーム。RPGツクール2003で作られ、2004年から配布されている。

主人公はユーザーから「窓付き」と呼ばれる少女で、マンションのような高層建築物の部屋に閉じ込められている。彼女がベッドに入って眠りに就くことで夢の世界に入るという設定。戦闘シーンも、台詞も一切ないのが特徴だ。

個人制作のゲームにもかかわらず、独特の世界観にハマる人が世界中で続出。発表から10年以上たった現在でも、二次創作が盛んなのが特徴だ。

■リメイク版の特徴は?

リメイク版の『YUMENIKKI -DREAM DIARY-』を発売するのはKADOKAWA。Windows 7以上のOSが必要になる。価格は1980円で日本語のほか、英語や中国語をはじめとして全10言語に対応している。

ききやまさんの全面監修を受けたほか、オリジナル版の制作当時に使われなかったキャラクターが再現されるという。

リメイク版の公式サイトには以下のように書かれている。

RPGツクール作品史上最高級の傑作であり、問題作である『ゆめにっき』。

KADOKAWA ツクール開発チームは、『ゆめにっき』と、その作者ききやま氏に対し、RPGツクールで開発していただいたことに最大級の感謝を贈るため、

現代のインディーゲームスタイルで新たに構築した作品が『YUMENIKKI -DREAM DIARY-』です。

■ファンからの反応を見てみると...

公開されたスクリーンショットが3Dに見えることから、ファンからの反応はさまざまだ。

「あのドットだから雰囲気が出るのにゆめにっきの良いところ全部ぶち壊されてない?」と批判的な声もあるほか、「ゆめにっきらしさは無くなりそうだけどこれはこれでいいかも」と好意的な声も出ている。

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