「おひとりさま」にもぴったりな食洗機、その名も「ボブ」 仏ベンチャー企業が開発

スポンジボブならぬ、食洗機ボブの登場
Le Huffpost

若者、学生、独り者、カップル。こと大都会で、こうした人々はしばしば、狭苦しいアパルトマンに住むのを余儀なくされている。場所をとり、水道も引かなければならない「食器洗い機」の購入なんて、もってのほかだ。

そんな悩みを解決すべく、登場したのが「ボブ」だ。フランスのベンチャー企業「Daan Technologies」が開発したこの食器洗い機は、縦35cm、横40cm、高さ45cmと、従来の小型商品よりもさらに小さくなっており、持ち運びもできる。

他にもこんな利点が。まず、水道の蛇口とつなげる必要がない。1回の洗浄ごとに、3リットル分の付属タンクを水で満たせばOK。

洗いにかかる時間もとても速い。1〜2人分の食器一式が入る容量を満杯にしても、20分で完了する。技術開発を重ね、超音波を利用することで、洗うスピードを早められたという。

この食洗機「ボブ」は、2017年9月から、ベンチャー企業を支援するパリの巨大インキュベーション施設「Station F」でデザインが展示されていた。

2月1日に行われたフランス最大級のイノベーションサミット「Maddy Keynote」では、試作品第1号が発表された。

デザインはまだ確定していないが、すでに機能性は申し分ないという。最終的な見た目はこのような感じになる予定。

DAAN TECH

このまま順調にいけば、「ボブ」はフランス国内で製造され、年内にもおよそ300ユーロ(約4万円)の価格帯で販売される予定だ。

ちなみにハフポスト・フランス版のFacebook投稿には、「ゼッタイ買わなきゃ!」「 念願

」「解決策が見つかった!!!」といった好意的な評価が多数寄せられている一方、もっとも共感を呼んだのは次のコメントだったようだ。

「学生に300ユーロの食器洗い機って!そんなんで生活が変わるわけないっしょ。何よりも足りないのは場所でも水でもなく、お金なんだから」

ハフポスト・フランス版より翻訳・加筆しました。

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