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現職大統領として初めて、バラク・オバマ大統領が広島を訪問します。

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現職アメリカ大統領として初めて、バラク・オバマ大統領が広島を訪問します。

現職大統領として初めて、オバマ大統領が広島を訪問する可能性について、日米両国で強い関心を集めた。このため、訪問の目的は何なのか、そしてオバマ大統領は何をするのかをお伝えしたい。

4月に、キャロライン・ケネディ駐日大使やケリー国務長官が広島を訪問した。広島市が4月、G7の外相を迎え入れたことを踏まえ、大統領が広島市と厳島神社を訪れる適切な時期が到来したと確信している。

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G7外相会合出席後、広島城から大田川と広島市を臨むケリー国務長官とケネディ駐日大使(2016年4月11日)

5月27日にオバマ大統領は、広島平和記念公園を訪れる。公園は広島市の中心部にあり、原爆の犠牲者を追悼している。大統領はそこで、この場所の重要性と、そこであった出来事について、認識を明らかにする。第2次世界大戦を終結させるため、原爆を使用したという当時の決定については振り返らない。その代わりに、未来に重点を置いたビジョンを示す。この訪問で、大統領はおびただしい数の戦争の犠牲者に焦点を当てるだろう。

アメリカ合衆国は、最も危険な時期に犠牲となった第2次世界大戦時の我が国の指導者や、アメリカ軍に従軍した兵士たちのことを永遠に誇りに思う。彼らの信念は正しく、感謝の念が消えることはない。大統領は、広島訪問の直後の5月30日、戦没者追悼記念日に戦没者たちを追悼する予定だ。広島訪問は、戦時中に犠牲になった罪なきすべての人々を追悼する機会となる。

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広島市で行われたG7外相会合の休憩中、ケリー国務長官、イタリアのパオロ・ジェンティローニ外相、フランスのジャンマーク・アイロー外相に原爆ドーム(旧広島県物産陳列館)を案内する松井一實・広島市長(2016年4月11日)

大統領の広島訪問は、核なき世界の平和と安全を追求するアメリカの長期的な取り組み、そして大統領自身の約束を再確認するものでもある。大統領が述べたように、アメリカは唯一の核兵器使用国としてその約束を果たすために、世界を主導していく特別な責任がある。

その取り組みとして、核の不拡散と核の安全保障を推進した。大統領は過去4回、核セキュリティ・サミットを主催したが、その主要テーマでもあった。その結果、アメリカと他国の核兵器を削減する具体的な一歩を踏み出すことが可能になった。

最後に、この訪問は、アメリカと日本が長く築き上げてきた相互の利益、共有する価値観、国民同士の永続的な友情の精神に基づく、深い不変の同盟関係を象徴するものになるだろう。今日の日本との関係は、第2次世界大戦の直後には考えられなかった。しかし現在、アメリカと日本は数多くのグローバルな社会問題に取り組んでいる。

この絆は両国が共有する利害関係だけでなく、第2次世界大戦後に築かれた友情にも根ざしている。私たちは在日アメリカ軍基地の役割を誇りに思っている。その役割とは、同盟国を防衛し、地域の平和と安定を約束し、人類の大惨事に対応することだ。ただし、私たちがともに取り組む課題は終わっていない。私たちは、日本とともに安全を保障しながら、両国ともに核のない、より平和な世界を目指していく。

大統領とそのチームはこの訪問によって、開かれた歴史認識のためには、ともに過去を理解し、現在私たちが生きるこの世界の現実を理解し、子や孫のために残すべき未来を理解することが不可欠だと示すだろう。

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広島市であったG7外相会合出席後、広島城を見学するケリー国務長官(2016年4月11日)

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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原爆投下直後の広島
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