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資源ごみ回収時の住民による立ち当番は必要か否か

2017年07月09日 00時19分 JST | 更新 2017年07月09日 00時19分 JST

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市議会議員として取り組むテーマの一つに「資源ごみの回収時の立ち当番をどうするか」があります。

立ち当番というのは、わが市ですと月に2回資源ごみを捨てることができる日が決まっていて、朝6時くらいから8時くらいまで皆が変な捨て方をしないかをその地区の持ち回りでチェックする体制のことをいいます。

ルールは各地区の自治会によって異なるようですが、私の地区だと年に1回か2回は立ち当番が回ってきます。私は当選前はずっと東京に住んでおり、地域の自治会に所属したことはないのでこの資源ごみの立ち当番は初めて知りました。

なので当選前はマニフェストにも書いてなかったのですが、当選後、多くの共働き夫婦の方を中心に「立ち当番は子供を保育園に送らないといけない時間で廃止してほしい」「立ち当番を拒否したらその自治会内で文句を言われた」「立ち当番で仕事を休む羽目になった」というご意見を頂きました。

また、高齢者の方からも「年寄りはもう立てんわ」「廃止してくれ」といった声を頂くことが増えて、それをきっかけとして私も市議会でこの問題を取り上げるようになりました。

一方で、わが市の地域の区長経験者を中心にはこういった声が寄せられます。「立ち当番によって地域住民同士のコミュニケーションが生まれるから存続させるべきだ」といった声です。ちなみに市もこの立場を取っています。

ただ、この立ち当番の問題を取り上げてから私自身も毎月2回、立ち当番に立つようにしておりますが、立った初日に女性の方が私のところに近寄ってきて「この立ち当番何とかして」とお声がけ頂き、違う女性も「立ち当番の廃止を何とかお願いします」、そして気難しそうな高齢者の男性の方が後ろから「立ち当番はもう年寄ではきついわ」といった声を頂きました。

これはもう本当の市民の生の声だと思い、市議会でも「立ち当番制度のシルバー人材センター委託したらどうか」という主張をメインに取り上げるようになりました。駅でパンフレットを配布していたら「立ち当番、市議会でどうなりました?」とお声がけ頂き、やはり関心の高いテーマなんだなと思います。

過去3回取り上げてますが、立ち当番のシルバー人材センター委託の他に何かもっと効果的な施策はないものかと探しておりましたらそのヒントが見つかりました。

岡山市の「民間協力資源回収拠点」です。これは何かというと、スーパーマーケットや地域の民間企業に資源ごみの回収ステーションを補助金などを出して作ってもらって、市が回収している資源ごみをその民間の回収ステーションにも捨てれるようにしたものです。

なので、市民は必ずしも朝早くに捨てに行く必要はなく、時間があるときにその民間の回収ステーションに捨てにいけばいいのです。最近、街中で民間のリサイクルステーションを見かけることが多くなってきたのではないでしょうか?あれを民間単独ではなくて官民連携でやっていっているというイメージです。

HPを見ると岡山市では既に50を超える回収ステーションの設置ができているようです。

私も次回の市議会ではこの岡山市の例を参考にして、スーパーマーケットや民間企業と連携して、資源ごみの回収ステーションを市内に増やすことができないかを提案したいと思っています。

わが市では市営のリサイクルステーションを今年1つ設置したのですが、次はどこに設置するかが焦点となっています。市はまず1つ目を見極めてからという姿勢です。

さて、仮にこういった民間連携による回収ステーションを市内に増やすことができれば、そもそも月2回の立ち当番の意義は薄れてくると思いますし、市民にとっても自分の生活スタイルに合わせた捨て方ができるので、さらに住みやすい市になることは間違いないでしょう。

ただ、ポイントは補助金を出せる余裕がわが市にあるかです。岡山市の例をみますと、以下の3つの大きな補助金をつくっています。

1)ごみ収集ステーション等施設整備費補助金交付制度

⇒町内会が自主的に整備するごみステーション等に対して、20万円を限度として補助する。

2)ごみ収集ステーション等管理資材費補助制度

⇒既存のごみステーションを管理するための資材の購入費用に対して、購入費(税込)の2分の1に相当する額として、30,000円を上限として補助する。

3)資源化物コンテナ収納物置設置費補助金交付制度

⇒資源回収用コンテナを収納する物置を設置する場合、利用世帯数等に応じて、15万円を限度として補助する。

この資源ごみの立ち当番の是非といった問題は最近、メディアでも取り上げられるようになった「自治会は必要か」みたいなテーマに触れることになるので慎重に議論を展開していかなければいけませんが、この民間連携による回収拠点の拡充は、実現できさえすれば市民にとって便利この上ないので、次回の市議会で取り上げたいと思っております。

皆さんはいかがお考えでしょうか。

東猴史紘