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育休時の給料補償が2/3になるって? そりゃめでたい!次は「半育休」も導入しよう

2013年10月31日 18時06分 JST | 更新 2013年12月30日 19時12分 JST

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ハフィントンポスト:育休中の手当を増額 厚労省、育児休業給付を賃金の半分から3分の2に【争点:少子化】

ということで、育休中は給料が半減する状態から、2/3まで補償されるようになるらしいです。

これは男性の育休取得、という観点から言うと、かなり嬉しいです。

給料が半分になるとしんどいけど、3分の1減るくらいなら、取りたかった育休取ろうぜ、となっていくでしょう。(ある程度)

でも更に育休を取得しやすくなる方法があるの、知ってます?

それが「半育休」制度の導入です。

と言っても僕のオリジナルなアイディアなんかじゃありません。

育休先進国、スウェーデンで導入されている制度。

http://bit.ly/HsmdB6

どういうことかと言うと、1日のうち半分育休取って、半分出勤、なんてことができる制度なんです。

だから「半育休」。しかも半分だけじゃなくて、1/4とか、1/8とか、そういう取り方もできる。

しかも働いた分+休んだ時間に補償率を掛けた分は、もらえちゃうわけです。

日本の場合、育休はもうゼロか1。

取るか取らないか。職場から完全にいなくなるか、ずっといるか。

完全にいなくならなきゃいけない、っていうのは中々ハードルが高くて、代わりを用意できない。

企業とかは無言の「休むなよ、休んだら出世はないよ」プレッシャーとかかけてきて、男性はそれに負けてしまうわけです。

でも例えば、1日のうち3時間だけ家で仕事して、後は子どもの面倒を見れる、っていうことであれば、自分のコアな仕事(そして家でできるもの)だけ切り離して、後は仲間に分担してもらう、っていうこともしやすくなります。

なぜ僕がこれを推すかと言うと、実は僕自身がこの「半育休」を実践したから。

僕は3歳の娘と0歳の息子がいるのですが、それぞれ2ヶ月ずつ育休を取りました。

社員数180人弱のベンチャーNPO創業者(で経営者)が2ヶ月いなくなるって、正直常識外です。

スピードの速い経営をしなくちゃいけないのに、2ヶ月機能しなくて、回るわけ?と誰もが思います。

でも回った。どうやってやったかと言いますと、1日平均1.5時間、家で仕事してたのです。

メールにすると5〜8通くらい、本当にクリティカルなものだけ返信しました。

週に一回、ミーティングを1回、Skypeでやりました。

経営のコアの部分だけやって、後はCOO(事務局長)とマネージャ達に任せたわけです。

それじゃ育休じゃないじゃん、というツッコミはあろうかと思います。

それには「まぁ、日本の定義ならな」と答えたいです。

要は、子どもが生まれたばかりで、てんやわんや(でも超大事)な時に、妻と共に育児に全力を尽くし、向き合うこと。

これが大事なわけです。そこから妻とのチーム意識、家事育児への主体性、子どもへの心からの愛情、そうしたものが得られていくわけです。

何もラマダーンよろしく、絶対に仕事には1ミリも関わっちゃいけない、なんて誰も決めてないわけで。

人によって1日1.5時間メール見ても良いし、6時間働いて、16時に帰って来て妻の代わりに毎日夕ご飯作るのだって良い。

皆違って皆良い(みつを)的な育休が取れるようになれば、日本の男性育休取得率も上がるはず。

そんなわけで、政府にはこう言いたいです。

「補償率増強、グッジョブです。次は『半育休』いってみましょー!」

(この記事は駒崎弘樹公式ブログに掲載された10月29日付記事の転載です)