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積極的に、何もしない一日

2014年10月07日 16時14分 JST | 更新 2014年10月07日 16時42分 JST

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 近頃、やる気メーターの針が低い。

 

 そこで・・・考えてみたら、「何もしない一日」って、最近なかったなと思い、きのうの日曜日を「積極的に、何もしない日」にした。

 

 仕事の実務はもちろんなし。

 次に何をするべきか、何が必要となりそうか、考えるのもなし。

 サイドプロジェクトの行く末を考えるのもなし。

 新しい知識を仕入れなきゃとか、本を読まなくちゃとかもなし。

 介護施設にいる母親のもとへ行くのも、一人暮らししている父親心配もやめる。

 空き家になっている奈良の家の今後を考えるのもなし。

 ラブを通常の散歩だけじゃなくて、どこか広いところへ連れだしてやるのもなし。

 TwitterやFacebookをみるのもなし。コメント返しももちろんなし。

 しなくちゃならない、するべきと感じることは、すべて、一切合切投げ出して、何もしない。何も考えない。

 よく考えたら、休んでいる日はあったものの、病気を治すためにじっとしているとか、旅行に行っているとか、家でなにかを勉強しているとか、「積極的に何もしない日」というのは、記憶にない。いつも、休みの日があっても、それは「有意義なことで時間の埋められた日」であるべきだと考える癖がついていた。結果的にだらだらと過ごしてしまう日ももちろんあったのだが、そんな休みの一日は罪悪感や後悔を感じてしまうのだった。

 朝、ブログは書いた。やめようかと迷ったのだけど、たまたまMediumで簡単に紹介できるネタをみつけたので、それを書いた。

 そのあとは、ソファに寝転がって、ほとんど動かなかった。

 嫁は定例の教会に出かけ、次女も外出して、ラブとふたりだけ。

 ラブをソファに呼び、彼女を撫でながら、ただただテレビを見た。最近、再契約したWOWOWで、知らない映画を2本観た。「Baby Call」という児童虐待を扱った重いサスペンス映画と、サメの映画で、普段なら絶対に観ない映画だったけど、やけに面白かった(今朝になって見た低評価のレビューの割には!)。ユーミンのライブをちょっとだけ観て、塩野七生さんのフィレンツェの紹介を観て、晩御飯のあとに「軍師官兵衛」を観た。

 「何もしない」には、「眠ること」も入っていたので、テレビを観ているか、ただぼんやりとしているかだったけど、眠りはしなかった。

 ラブの散歩には行って、定例のニュースレターはまたも嫁にぶん投げて、いつもの時間にさっさと寝た。

 で、今朝だ。

 台風で風が強いけど、僕のやる気メーターの針は、やっと通常のレベルに戻っている。

 僕のように歳をとって残りの人生が短くなっても、完全に無為な一日、積極的に何もしない一日にも、ちゃんと意味があるのだとわかった。

photo by Thomas Leuthard

(2014年10月6日「ICHIROYAのブログ」より転載)