BLOG

中国嶺后村でハンセン病元患者のために尽力する原田燎太郎さんという希望。

2014年05月27日 16時22分 JST | 更新 2014年07月26日 18時12分 JST

中国嶺后村でハンセン病元患者のために尽力する原田燎太郎さんという方をご存知でしょうか?

大変失礼ながら僕は知りませんでした。

来週(5月30日)に、原田さんが東京で活動報告をされるという企画を知り、こんなひとが中国で活躍されているのか!と興味を持ちました。

人づてだったので、改めて原田さんの記事はないかなと調べてみたところ、こちらに詳細な記事がありました。

日中市民社会ネットワーク「原田燎太郎さん:中国嶺后村に心を寄せる日本人」

以下、抜粋です。

「小麦色の肌、髭を少しはやし、髪はミニポニーテール。「犀利哥」(訳注:ネット上で写真が掲載され中国で有名になったイケメン・ホームレスのニックネーム)のような破れたジーンズ、ロックミュージシャンのようなオーラ。ここまでクールな若者はNGOの世界で彼の他にいるだろうか。原田燎太郎さんは、世俗に超然としている人だと言えるだろう。」

「原田さんとチームメンバーは、車で清遠の楊坑村に到着した。これは日本と韓国からのボランティアによる2回目のワークキャンプだったため、村人達は車を取り囲み、笑顔で手を振りながら歓迎してくれた。1回目も参加したボランティアらはすぐに車から降りて、村人達と抱擁を交わしたが、原田さんは車を降りようとしなかった。ほとんどの村人の体には膿でただれた傷口があり、多くの年配者の目鼻や口は顔の中心によりかたまっており、手足が切断されている人もいた。「彼らの目鼻や手足が変形しているのを見て、とても怖かったのです。とても帰りたかったのですが、辺鄙な村なので自分では帰ることができませんでした」」

「村に住み始めた原田さんは、チームメートと共に日本で募った資金で年配者のためのトイレをつくり、家を建て、水を引いた。彼は、ハンセン病快復者たちと一緒に住み、ご飯を食べ、毎日老人達の足を洗い、膿でただれた傷口の世話をし、皆と一緒に功夫茶を飲み、おしゃべりをした。一日一日が過ぎてゆき、原田さんは村人達と次第に理解し合えるようになった。「彼らはハンセン病とともに生活しており、障害と病気にいやというほど苦しめられ、社会から差別されて見捨てられており、多くの辛い経験をしていますが、彼らの精神はとても強い。そのため、次第に外観を気に留めることはなくなりました。このようにして私はもう怖いと思うこともなくなり、哀れんだり差別視せず、心から尊敬するようになりました。差別は、知らないために生まれるものなのです」」

「2007年と2008年は、原田さんが混乱期と呼ぶ2年間だ。規則と制度が欠如していたため、方策決定、管理、執行等が役割分担されておらず、地区ごとの委員会には決定権がなく、内部管理が混乱していた。しかし原田さんはあきらめず、チームメンバーとの協力の下に一連の規則と制度を制定し、管理状況は改善し始めた。2009年には、ファイル及び物資の管理や人事制度をより良くし、実践中も常に改善につとめた。また、大陸側の中国ではNGO登録ができなかった「家工作営」が、2009年4月には香港で登録に成功した。」

「中国と欧米での公益活動の違いに話が及ぶと、原田さんは次の様に述べた。「中国では偽ブランド品づくりが得意ですよね。でも私達は、メイド・イン・チャイナをちゃんとやりたいと思っています。アジアは本来良いものを沢山持っているのに、欧米のものをそのまま使おうとする必要があるのでしょうか。」彼は、欧米の事業評価方法は、必ずしも「家工作営」に適していないと考えている。現在の評価方法は、指標や数字に重きを置いているが、心理的な要因等は数字では評価しにくい。また、このような評価方式は、数字のために努力する方向に皆を行かせている。

「寄付する側の習慣を変えることも必要です。多くの寄付者は、数字で表せる計画や報告を好んでいます。彼らは、家を建てる等の成果が見えやすい事業を好んで賛助する傾向があります。しかし、快復村の間の交流活動は、資金を得ることが困難です。村でできるハード面の事業は次第に少なくなっており、ソフト面の事業を必要としていますが、援助を得ることが難しい状況です。」」

彼の報告会があることを聞いて、すぐにスケジュールを確保しました。昨日、主催者から電話があり、後半をパネルトークにしたいということで急遽登壇することになりました。

あくまでも主催担当者の言葉ですが、素晴らしい活動をされている一方、活動を継続していくための資金獲得は常に課題となっているそうです。これは多くのNPOやNGOにあてはまることであり、僕らもまったく同じです。

しかし、よい活動=資金が入る、ということではなく、ビジネスモデルを作るにせよ、寄付を集めるにせよ、企業と協働するにせよ、資金流入ポイントを別枠に持つにせよ、やはり、自動的に資金が、継続的に入ってくるというわけではないと思います。

逆に僕は学びに行くつもりですが(中国の事情なども知りたい)、もしご興味ありましたらご参加ください。

アジアの社会的投資アクターであり、辺境から世界を変える ――ソーシャルビジネスが生み出す「村の起業家」著者の加藤 轍生さんも登壇される予定です。

詳細・お申し込みはこちら

中国広州のハンセン病隔離村で活動するNPOJIAの原田燎太郎氏を迎え、現在の活動内容の報告と持続可能な事業運営のための資金調達の方法などに関して考える。

日 時:2014年5月30日(金)14:00~17:00

会 場:日本財団会議室(日本財団ビル8階)

参加費:1,000円

定 員:50名

主 催:公益財団法人関西カウンセリングセンター

内 容:14:00~15:30 原田燎太郎氏講演

「中国ハンセン病隔離村、10年の取り組みから見えたこと」

    15:40~16:30 持続可能な団体運営に関する考察・資金調達の課題にどう取り組むか?

ゲスト:工藤啓氏(NPO法人育て上げネット理事長)

    加藤 轍生氏( WIA Lab) 

(2014年5月24日「若者と社会をつなぐ支援NPO/ 育て上げネット理事長工藤啓のBlog」より転載)