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内向的なのに、それに気づかず生きてきた。人が嫌いなんだと思ってた

2015年12月02日 23時51分 JST | 更新 2017年05月31日 19時55分 JST
Phil Payne Photography via Getty Images

ひとつ、打ち明けたいことがあります。それは、私が、この文面を通してあなたが想像するような人ではないということです。実際に会って話すと、気の利いたジョークも言えないし、口ベタです。もちろんおもしろいことを全く言わないわけではありません。ただ、打ち解けるまではなかなか難しいのです。会ったばかりの人といると、ただぎこちなく立ち尽くし、周りの人が居心地悪くなるような小言を言うことしかできません。突拍子もないことを何も考えずに言ってしまったり、逆に何も言えず無言で、ただバカみたいにニコニコ笑っていたり、という具合です。

歳を重ねるにつれ、だんだんと自分のことがわかるようになってきました。自分がすることが、他人の目にどのように映っているかわかってきました。よく思われないようなことをしていることに気づきながらも、つい同じことを繰り返してしまうのです。

社交的な場に行くのは、あまり好きではありません。世間話をするのは苦手だし、第一誰に話しかけていいのかすらわかりません。人に話しかけ、会話の糸口を探すのも嫌いです。見ず知らずの人たちと話をするが、そもそも嫌いなのです。それもこれもすべて、自分が人嫌いだからだと思い込んできました。

もちろん、あなたたちが苦手ということではなく、それ以外の人たちのことです。

でも、自分のことを知れば知るほど、私はそんなに人が嫌いではないことがわかってきました。実際、私は人が大好きです! まあ、この世の全ての人というわけにはいきませんが、大抵の人のことは好きです。ただ、ここで問題なのは、人ではありません。人の周りにいることが嫌なのです。できることならば、家にいて、ソファの上で毛布にくるまって、人を避けていたいのです。ちょっとだけ会う分にはいいのですが、一度会ったら、しばらく休憩したくなります。

私は内向的なのに、それに気づかず生きてきたのです。

長年、自分は外向的だと思ってきました。話し好きだし、親しい人たちには完全に打ち解けて話すし、パーティーに行くこともあります。でも、パーティーで知らない人たちと話すのは好きではありません。自分の友だちとだけはしゃぎ回り、他の人たちとは関わりたくないのです。だから、自分は外向的だけれど、ちょっと失礼な人間だと思っていたのです。

いや、驚きました。実は、私は完全に内向的な人間だったのです。いくつか心理テストをするまで納得できませんでした。だって、内向的というのはとても印象が悪く恥ずかしいことだと思っていたから。自分のことを、どこにいっても誰とでも打ち解ける、暖かくて、人懐っこい、優しい人だと思いたかったのです。でもそんな文章を書くだけでも身震いがします。本当はそんなことしたくないのです。ただ、そんな自分だったら素敵かも、と思っているだけで(実際、金曜日の夜に5時間、ずっとひとりで家のベッドの上で本を読んでいられたらどれほどいいだろうと想像することがあります。できれば家の外に出たくないし、更に言うならば、自分のベッドすらも出たくありません。まあ、神様は平等なのでなんとか家から出られるよう手助けしてくれるし、なぜかパーティーの盛り上げ役になってしまったりもします)。

一方、内向的だと気づいてしまったことで、どこか解放された自分もいます。3日続けて夜外出する気になれず家に閉じこもったとしても、なんら問題ないのです。ゆったりと過ごしたい夜は、家族と犬と過ごします。実際、そんな風に過ごしたいと思う夜がほとんどです。ええ、そうです。そんな風に毎晩過ごしたいと思っています。

家で晩ごはんを作ったり(正直に言うと、ピザを頼むだけでもいいのです)、クローゼットを整理したり、読みたかった本を読みながら眠りに落ちたりするのが好きなのです。娘たちが眠ったあとに、書斎に座って、ものを書くのも好きです。夫がテレビを見るのが好きなのも気に入っています。その間に私は心赴くままに好きなことをしていられるから(心の赴くことと言えば、大抵がのんびりすること。家の中をぶらぶらして、思い立ったことをなんとなく、ぼーっとしながらすると心が落ち着くんです)。

意識のどこかで、こんなことが好きなのっておかしいのかもしれないと思っていました。もしかしたら、こんな自分でもいいと思えるようになったのは、歳を重ねたからかもしれません。私は内向的で、浅い友だちを何百万人つくるよりは、本当に仲の良い数人の友だちがいればいいと思う人間です。ひとりでいることで、エネルギーが湧いてくるような人間です。

そういう意味で言うと、娘たちはいつも、母である私と一緒にいたがりますが、それはもう大変です。特に、仕事では私の名前を呼び、質問を浴びせてくる中学生たちと日中ずっと一緒に過ごした後だとなおさらです。誰もが忙しい毎日を送る中で、自分ひとりの時間がないといけないなんて、本当に大変です。

でも、本当の自分自身を知り、自分が必要としているものを理解した今、自分らしくいることを再優先できるようになりました。私の人生は、充実した、喜びあふれるものとなりました。だから、喜んでみなさんに伝えます。私は内向的で、ひとりでいることが好きなのです。

やっと、胸のつっかえが取れたような気持ちです。

このブログはハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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