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局アナになりたい、あなたへ ~元フジテレビ系列局アナウンサー 熊谷麻衣子さん~

2016年03月08日 23時09分 JST | 更新 2017年03月04日 19時12分 JST

こんにちは。株式会社 and 代表 大塚美幸です。温かくなりましたね。お元気にお過ごしでしょうか?

突然ですが、今回からシリーズで現役アナウンサーに「局アナになるまで、なってからのお話」を伺っていきます。

題して『局アナになりたい、あなたへ』

なぜ、このシリーズを考えたかというと・・・ここ数年アナウンサーを希望する学生さんのご紹介をお受けしボランティアで相談にのらせていただくことがとても多いです。必ず「これは私の経験・意見なので、出来るだけいろいろな先輩に話を聞いてくださいね」と伝えます。

が!!!皆さんアナウンサーに出会う機会もないし、当然話を聞く機会がないことも分かりました。何千、何万人もアナウンサー試験を受けても合格するのは本当に数名。系列局同期は全国で20人いたら多いかもしれません。大学の就職課以外でどうやって紹介してもらうのか、私もわかりません。

考えてみたら弊社のメンバーは全員元局アナ(現役)、友人もアナウンサーがばかり!ならば私が皆さんに代わって、いろいろお話をお伺いしようと思ったわけです。

初回はフジテレビ系列局・元岩手めんこいテレビのアナウンサー出身、情報番組のリポーターや最近はヒューマン・ドキュメンタリー映画「Given~いま、ここ、にあるしあわせ」のナレーションを担当された熊谷麻衣子さんにお話を伺います。

ご質問、ご相談がありましたら、気軽にメールください。 info@andmom.net

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大塚(以下、大): 今日はありがとうございます。宜しくお願いします。

熊谷(以下、熊): こちらこそありがとうございます。

【音大から局アナへ】

大: 麻衣子さんは音大出身でアナウンサーになられ局アナ時代はデビュー!『FNSアナウンス大賞』で奨励賞も受賞されていますね。フリーになられてからは「とくダネ」リポーター、今回は映画のナレーション。音大に入るのが難関なのに更に難関のアナウンサー!すごいなぁと言う印象です。いっぱいお伺いしたいことがありますが...大学時代から順を追ってうかがっても言いでしょうか。最初にアナウンサーになろうと思ったきっはどんなことだったんでしょう?

熊: 私、運とご縁で生かされています(笑)

きっかけですか... 初めて親元を離れたのが大学生活で、親と月1で文通していました。親からの手紙にはいろいろな事が書いてあり、勿論将来どんな仕事に就きたいのか、という話しもありました。それまでぼんやりとレコード会社に入って制作やプロモーションやりたいという思いがあったのでそれは伝えました。でも音大って就職活動に関してはのんびりした所で、その雰囲気に馴染んでいた私もまたのんびりしていたので本腰を入れるに至らず。

そんな大学3年の春、親からの手紙に入っていた雑誌の切り抜きに『今年のニューフェイス』というタイトルの記事があり、その年の各局に入社した女性新人アナウンサーが紹介されていました。その眩しさにワクワクときめいてしまって「カッコいい!!」と思い、そこからワクワクが止まらなくなりました。そしてレコード会社の求人情報と共にテレビ局の情報集めも始まりました。だから私がアナウンサーという選択肢を持ったのは随分遅かったと思います。

大: そうなんですね!私も近いです。親近感!最初、レコード会社で音楽制作を考えていました!びっくりです。だから気が合うのでしょうか?初めて伺えて嬉しいです。違う仕事を考えていたり、アナウンサー試験対策のスタートが遅くても「なれる!」という実例ですね。

熊: そうです!

【夢中になれることに出合って自分を沢山耕して】

大: それでは改めてアナウンサーを目指す学生さんによく質問されることをお伺います。大学時代アナウンサーになる為に、こんなことをした!こういう努力・練習をした!等あれば教えて頂けますか。

熊: 毎日新聞を読んだり、電車に乗った時など目の前の光景を心の中で実況してみたり。全く上達しませんでした(笑) テレビ局を受けようとしていたので、いろいろな事を意識してテレビを見るようにしていました。常にテレビ画面にテレビ局名が表示されるように設定して、どの局でどんな番組をやっているのか、どんなアナウンサーがいるのか。そうすると自分が好きな(入りたいと思う)局の傾向が見えてくるんです。

その上でOB、OG訪問をする。どんなアナウンサーになりたいのか、何がやりたいのか、明確にイメージを作っていったように思います(本当はもう1つ、自分はどう貢献できるのか、まで考えられていたら良かったなと、随分後から思いました)。そして感じたことをなぜそう感じるのか、深く考えるようにしていました。

大: 大学時代から意識が高いですね!素晴らしい!

では、アナウンサー試験を受けるときの心構え、気を付けた方が良い点などがあれば教えていただけますか?

熊: 等身大!それまでの大学生活などで夢中になれることに出合って自分を沢山耕して。試験では飾っても分かってしまうので素直な姿勢で臨むのが一番だと思います。

大: 同感です!では、アナウンサーを目指す学生さんたちにアドバイス、応援メッセージがあれば是非お願いします。

熊: 沢山の人に出会い、沢山の人に話を聞かせて頂けて、様々な経験が出来て、感じて、それを伝えられるこの仕事が大好きです。仕事が私を磨いてくれました。ぜひアナウンサーになって、揉まれながら磨かれてアナウンサーの醍醐味をご自分で感じてみてください!楽しいですよー!

大: 有難うございます。目指しているあなたを応援しています!

   これはなったあとですが、局アナ、実際になってみて思い描いていたのと違いはありましたか?

熊: 私は地方局だったので、アナウンサーといえどアポ取って取材もすれば原稿も書き、企画VTRも作る。朝取材に行って原稿書いて、急いで着替えてメイクして昼のニュースを読むというのが普通だったので物理的に大変でしたが、鍛えられて随分力を付けて頂きました。

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【フジテレビ「とくダネ」リポーター→公開中の映画ヒューマン・ドキュメンタリー映画「Given~いま、ここ、にあるしあわせ」ナレーション】

大: 私も学生さんに良くお伝えするんですが...体力勝負という部分、ありますよね。

そしてフリーになられてからはフジテレビ「とくダネ」リポーター、最近は現在公開中のヒューマン・ドキュメンタリー映画「Given~いま、ここ、にあるしあわせ」でナレーションも担当されています。

特に映画のナレーションについてお伺いします。まず、この映画のナレーションのお話があった時は、どのように思われたのでしょうか?

熊: 前のめりで、やりたい!!と。

大: そうなんですね!お引き受けすることを決められたポイントはありますか?

熊: 映画を撮ったのが、とくダネ!で一緒に仕事をしていた、皆が信頼するとても大好きなディレクターが下さったお話でしたし、もともとナレーションや朗読が大好き、 ドキュメンタリーも大好き、お断りする理由などありませんよー!

大: "前のめり"が伝わってきます、笑

実際に映画「Given~いま、ここ、にあるしあわせ」ナレーションを担当されて大変だった点・嬉しかった点などがあればおしえてください。

熊: 内容が内容だけに淡々と読むと重く冷たくなってしまいます。監督に、私らしい、お母さんの優しい声で読んでほしいと言われました。普段、鬼母なので苦労しました。実際、母友には、いつもの声と全然違う!いつも映画のナレーションの様な優しく包み込むような声で話して欲しいと言われました(笑)マイクで話す声と地声では発声が違うだけだと自分では思ってますが、確かに娘にも普段から優しい母の、気持ちに余裕ある声で話してあげられたら良いんですけれどね、なかなか。

大: いつも挑戦ですね。観せて頂いたんですが...ナレーション、本当に優しく包み込んでくれる声ですごく良かったです。テーマ曲と語りの綾戸智恵さんとの役割分担もはっきりしていて伝わりやすかったです。

では個人的には、どんな方々に観て欲しいですか?

熊: 生きている人、全員に!!

その中でも私は母として沢山感じる所があったので、やはり子育てしている方に観ていただけたら嬉しいです。肚を決めて前を向く親達の言葉の強さ。観終わったあと、きっと元気になれると思います。

大: そうですよね~!観終わった後、毎日に感謝しましたし元気をいただきました。本当にありがとうございます。次回は、話し方・コミュニケーションについてお話をお伺います。引き続き宜しくお願いします。

熊: はい、引き続き宜しくお願いします。有難うございます。

ご質問、ご相談がありましたら、気軽にメールください。 info@andmom.net

どんなことでも遠慮なく、どうぞ!頑張るあなたを応援しています。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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