BLOG

インターロイキンは感覚応答を調節し得る

2017年02月07日 15時55分 JST | 更新 2017年02月07日 15時55分 JST

インターロイキンなどの炎症のメディエーター分子は、神経系を変化させると考えられているが、その機構は全く分かっていなかった。

今回M de Bonoたちは、インターロイキン17(IL-17)が、線虫の一種Caenorhabditis elegansにおいて、ハブであるRMG介在ニューロンにおいて神経モジュレーターとして機能し、酸素に対する線虫の回避行動や社会的集合応答を増強することを明らかにしている。

この研究から、保存されたIL-17経路のさらなる分子群が示され、脊椎動物の神経系におけるIL-17の発現から、インターロイキンが哺乳類の行動も調節している可能性が示唆された。

Nature542, 7639

2017年2月2日

原著論文:

IL-17 is a neuromodulator of Caenorhabditis elegans sensory responses

doi: 10.1038/nature20818

【関連記事】

反応性アストロサイトの生成と役割 Nature541, 7638 2017年1月26日

呼吸における機械刺激伝達の役割 Nature541, 7636 2017年1月12日

ガンマリズムの乱れとアルツハイマー病の病理 Nature540, 7632 2016年12月8日

ウミユスリカの夜と昼の習性 Nature540, 7631 2016年12月1日

睡眠パターンを制御する遺伝子 Nature539, 7629 2016年11月17日