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東京都議会のセクハラ野次と幼稚なおっさん達――浦島花子が見た日本

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今日は朝からびっくりした。

Facebookで回ってきた『女性議員に対して「早く結婚しろ!」「子供は産めないのか!」とヤジを飛ばす、最低最悪の議会へ』というタイトルの音喜多駿議員のブログである。

音喜多氏によると、18日の一般質問で塩村文夏議員が東京都の女性の晩婚化と、それに伴う結婚・妊娠・出産に対する取り組みについて登壇中、大人ばかり座っているはずの議場から、とんでもないヤジが飛んできたという。

「そんなこと言う前に、おまえが早く結婚しないのか!」「子供は産めないのか!」

すごい話である。しかも議場の一部は笑いに包まれ、舛添要一知事も笑っていたという。その時の議会ビデオを見ると、野次を聞いた塩村氏は一瞬止まって少し笑ってすぐ質問を続けたが、それからの彼女の声のトーンに怒りが溢れていた。

東京都議会は小学生たちの集まりなのか。人の話を最後までちゃんと聞かずに野次を飛ばす。セクシャルハラスメントの意味がわからない子供であっても許してはいけない言葉の暴力が、議会の場で公然と行われ、その後は「誰が言ったかわかりません」とシラを切る。

小学生以下である。いや、そんなこといったら小学生に失礼だ。野次を飛ばしたおっさんも、それを無神経に笑ったおっさん達も、幼稚園からやり直していただきたい。

アメリカの議員がこんなことを言ったら大問題である。今まで何人の議員が女性に対しての暴言により、落選したり降ろされただろうか。裁判長でさえ、偏見極まりない発言をしたら命取りの国なのだ。そんな国から帰国した浦島花子は、こんな野次を飛ばした犯人を問いただすこともなく進められる都議会を目の当たりにして、すごいカルチャーショックを受けている。

それにしても、この一連の野次の裏にある意識こそが、少子化問題を助長しているということは、この幼稚なおっさん達にはわからないだろう。

早くに産めばふしだらだと言われ、遅くなるとまだかと言われ、一人だけだと子供がかわいそうと言われ、二人娘(息子)を産んだら、次は男の子(女の子)をと言われる。明らかに社会のわがままに女性が苛まれているのである。

家事手伝いに外国人を雇えばいいだろうという浅はかさからも、この国の指導者たちの幼稚さがさらけ出ている。彼らの焦点は「どうやったら女に家事と育児をさせつつフルタイムで働かせるか」なのだ。

外国人を雇わなくても、家事は夫婦で分担し、そして子供が大きくなれば手伝わせ、家族みんなで担えばいいことで、それができるように男性の働き方を変え、もっと家庭生活ができる時間を作るよう社会を変えるべきである。

外国人を雇えばいいなんて発想をするおっさん達は、まず自分が家事を担うということが嫌なのだろう。

以前書いたブログ『おじさんよ「大使」を抱け』でも書いたが、私には愛するおじさんが多数いる。こんな一部の日本のおっさん達の暴言により、日本の全ての男性のイメージが悪くなることに、男性たちはこれからも黙っているのだろうか?

関東の片隅から、この国の権力者と東京都議会の幼稚なおっさん達に、幼稚な私も野次を飛ばしておきたい。

「そんなこと言う前に、おまえが早く大人になれ!」「子供を産みやすい社会を作れないのか!」

連合によるマタハラ調査
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