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精神科受診と生命保険の残念な関係 (西川公平 心理カウンセラー)

2014年05月17日 00時55分 JST | 更新 2014年07月12日 18時12分 JST

うーん、こまった。前から調子悪いと思っていたけど、もう我慢できない。

いよいよ精神科/心療内科へ行こう・・・・とその前に。

生命保険に入ってますか?

もし入っていないと、入るのはかなり厳しくなりますよ。大手の保険会社はたいてい支払いの抜け道を持っています。その一つが、「告知義務違反」を突いてくるものです。

■告知義務違反とウツ。

もしあなたが眠れないなあ、と思った時があり、かかりつけの内科で睡眠導入剤をもらっていたとしましょう。その内科のカルテに「不眠症」と記載が為されていることがあります。生命保険に入るときに、そのことについて伝えていなければ、告知義務違反の出来上がりです。逆に告知すると、生命保険に加入することが出来ません。

うつを始めとする精神疾患は、交通事故や盲腸と同じく、特に自分に過失がなくても降り掛かってくる災難です。

実際の所、生命保険は割のいいギャンブルか怪しいですから、入らなくてもいいやという人も多いでしょうが、大きなローンを組む際に必要となる団信(団体信用生命保険)、あれも生命保険の一種です。最後の最後でローンが組めなかった・・・などとならないように、気をつけましょう。

なお、告知義務違反が発覚するのは、あくまでお金を引き出そうとした時のみです。お金を引き出す段になると、保険の調査員が本人に「医療情報開示許可証」をかかせて、県内のあらゆる医療機関を回ります。ちなみに保険の調査員は、一枚の許可証で何件でも医療機関を回ることができます。

なぜそんなことを知っているかというと、・・・どういうわけか私のやっている開業カウンセリングルーム・CBTセンターにも調査員が来たことがあるからです。非保険機関のうちに来ても仕方ないんですけどね。

■では、どうすればいい?

たいていの生命保険では「完治が証明されれば、かつて病気でも生命保険に入れる」という文言があります。病気の完治とは寛解状態つまり何の問題もない状態が5年続くことを指します。しかし、精神疾患で「完治証明」というのは非常に微妙です。なにせ客観的な指標がないことが精神科疾患の一つの要件でして、病気であることの証明もままならないのですから。

ではどうすればよいか。それは結局のところ告知義務違反が発生する前、つまり受診前に安い保険にとりあえず入っておくことです。今はインターネットで生命保険の通信販売がなされていますし、心療内科の予約をしても、実際面接に行くまでは結構待ちの期間があります。

<参考記事>

CBTセンターブログでは他にも心の医療に纏わる話を載せています。

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西川公平 産業カウンセラー 専門行動療法士 CBTセンター所長