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冷房のないNYのマック、救急搬送される従業員が連続

2013年07月23日 00時07分 JST | 更新 2013年07月23日 00時07分 JST

ニューヨーク市内のマクドナルドで7月19日(現地時間)、店員によるストライキが行われた。記録的猛暑のなか、勤務中に冷房が使用できないことに対する抗議だ。店員の1人が勤務中に熱中症で倒れたという。

ニューヨーク市消防局は、19日の正午過ぎに、同店から意識不明の患者が病院に搬送されたと、NBC Newsの記事で述べている。

ストライキに参加した同店店員のルイーザ・ヴィラさんは、米ハフィントンポストのインタビューで、店内厨房のエアコンは、少なくとも9年前に彼女が同店で勤務を始めた時から故障したままだったと述べている。

また、熱中症で倒れた店員であるエシェリズ・メンデスさんは、これまでに何度も冷房の故障についてオーナーに訴えていたことも付け加えた。以前に他の店員が倒れた際にエアコンは修理されたが、1週間足らずで再び故障した、とヴィラさんは言う。

「(店のオーナーは)わたしたちを動物だと思っている」と、ヴィラさんはスペイン語で語った。「わたしたちは動物ではなく、人間だ。死にたくない。暑さで死ぬこともあるんだ」

権利擁護団体である「New York Communities for Change」のグレッグ・バスタ副代表は、店内の写真をツイートに載せている。

米マクドナルド社のウェブサイトによると、ストライキが行われたニューヨーク市ワシントンハイツにある店舗は、ドミンガ・デ・ヘスース氏が経営するフランチャイズ店だ。ヴィラさんによれば、同店の従業員数は70人だという。

ストライキ直後、同店オーナーは、店舗の営業を続けるために臨時の従業員を雇った。ヴィラさんは、オーナーが従業員の抗議活動に対し、解雇などの報復を行わないよう望んでいると述べている。

「Business Insider」のアシュリー・ルッツはこの事件のあと、次のようなツイートをしている。「近所にあるブルックリンのマクドナルドは、店舗のなかがとても暑い。従業員は、涼しくすると客が居着いてしまうから、店長がほとんど冷房をかけないと言っている」

マクドナルド社支社や本社にコメントを求めたが、すぐには得られなかった。

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[Caroline Fairchild(English) 日本語版:丸山佳伸/ガリレオ]

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